オッサン部屋 | ナノ
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▼ 若と姫様 小ネタA

今日も若様は夕ご飯を楽しみにしているようだった。さっきからキッチンから漂う匂いに鼻をひくひくさせてるのがわかるもの♪やったね!若様!今日は若様の好きなグラタンだよ!

「みんなー、夕ご飯できたよ!」
「おお待ってましただすやん!腹減っただすやん!わー!今日はミナ特製のグラタンだすやんか!やった!」
「グラタン…。フフ。悪くない」
「わーエビグラタンだね。嬉しい♪」
「バブー」
「デリンジャーは離乳食だからつぶしたマカロニね。はい!これは若様の分!焼き立てだよ!」
ドーン!
私は若様の椅子の前に大きなグラタン皿を置いた。するとそれを目にしたローが盛大に顔を顰めた。
「…おい。テメェ、そのグラタンは何だ?あきらかにおかしいだろうが」
「…あ、あはは!ここまでくると逆にもう何も言えないだすやん!」
「ほんとう!さすがミナちゃん!」
「バブー!」
「おいミナ!!エビは一人につき三匹じゃねえのかよ?!なあ!」
「そうだよ!だから若様のは三匹分あるエビ一匹にしたんだよ!ねー。若様?」
「そうだな」
「そうだな、じゃねえよ!!それロブスターだろ!?三匹分どころじゃねえぞ!それにエビの種類からして違うじゃねえか!!」
「ハー!ローってばうるさーい。細かい男ってほんっとイケてないよね。ならいらないの?グラタンやめる?代わりにパンにする?」
「…クソ…。そこでパンを出してくるなんて卑怯だぞ…。…いります」
「よし解決!じゃー皆手を合わせて」

いただきまーす

そして腑に落ちない感じのファミリーが多少いる中、楽しい夕食が始まった。
うふふ。
ロブスターにかぶりつく若様って本当にワイルド♪
そんな私はもちろん若様メモにバーベキューが大嫌い、という事も忘れずに記載しているからね♪安心して!若様!



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