ある日突然彼女がゴースト娘になっていた。

「おー！割と似合うじゃねーかアタシの服！」
「胸がキツイ」
「ハァ？？！クソッ！着やせするタイプだったのかよ！ムカツクーーー！！」
「何をしている…」
「あ、ミホーク。これどう思う？ペローナが着てみろって言って貸してくれたの」
「…腹が出ているぞ」
「そうなんだよ。…よくこんなの毎日着れるね。冷えない？」
「冷えねーよ！ってか、おしゃれは我慢だ！お前はいろいろ隠しすぎなんだよ！女なら少しくらい肌を出せ……って、痛ぇ！！！なんで殴るんだよっ！！」
「おいおい。なんだなんだ。そんな恰好して…。思わず抱きたくなるじゃねーか……って！クソッ！！なんで俺は刺すんだよ！！」
「黙れお前ら。まとめてこの城から放り出すぞ」
「…あたし、着るならロロノアの服のほうがいいな。腹巻あればお腹はあったかそう」
「おう。貸してやろうか（想像中）」
「ロロノア…。もし想像していたら殺すぞ」
「…ッ（汗）」
「あ、でもペローナのこのスカートはいいね。短いと動きやすいんだ。初めて気づいたよ」
「やめておけ。風が吹いたらどうなると思っている」
「パンツが見えるだけでしょ？」
「…」
「いいねえ。チラリズム……って、危ねぇ！また刺されるところだった！！」
「ちらりずむ？何それ？」
「しらねーのか？パンチラ、へそチラ、胸チラ、耳チラ、足チラ。要するにチラッと見えるとイイってことだよ。男は大抵好きだ」
「ふーん。じゃあミホークも好きなの？」
「…な」
「ミホークも男だしちらりずむが好きなの？？」
「…」
「何で黙るの？」
「ヒッヒッヒ。答えてやれよ、なあ」
「ホロホロホロ♪答えろ鷹の目」
「死ねお前ら」
「「ギャー」」


…とりあえず、当面は静かな生活になりそうだった。



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