オッサン部屋 | ナノ
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -


▼ 煙と文月


おはようございます。ヘビースモーカー大佐。


今日は待ちに待った運動会の日です!私や友達たちがこの日のためにいかに頑張って準備をすすめてきたかわかりますか?きっとわからないでしょう。先輩によると運動会の日というのは海兵養成学校生に与えられた唯一の無礼講の日なんだそうです!その日は例え相手が大佐だろうが、大将だろうが、元帥だろうが、何をやっても許される日だと言っていました。

私は借り物競争の準備をしました。何を借りてくるのか、その紙に私は書いたんです!

黄猿大将のサングラス。
青雉大将のアイマスク。
赤犬大将の胸のバラ。

先輩にそれを見せたら、これはもうお決まりすぎてつまらないと言われました。そして教えてもらいました。私はだから紙にそれを書いたんです。

センゴク元帥のアフロ。

元帥がカツラだって、みなさん知っていることなんですね。公然とは思っていませんでした。私はあれは地毛だと思っていたのです。先輩はそれを引いた人は将来出世頭になれると言っていました。センゴク元帥のカツラを手にする事はそれが約束されたようなものなんだそうです。ぜひ、私が引きたいです。印をつけておこうかな。あ、でも不正はだめですね。
ああ。集合の合図が聞こえました。
今日は大佐たちは見学ですね。
ぜひ私たちの活躍をご覧ください!

それでは行ってきます。
ヘビースモーカー大佐。


__


「ヒーーッヒッヒッヒ…、アッハッハハハ、ヒィィッヒヒヒ。し、死にそう。…ヒナ…死亡!」
「グッククク……ウワッハッハハハ…クックッククク。ヤベェ俺も…し、死んじまいそうだ」



prev / next

[ back to index ]