超短編!〜平成 | ナノ
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アイデアを踏みにじれ!

☆夢主はトリップしてきてハートに馴染み切ってる女の子。



ある朝私がキッチンで朝ごはんを作っていると、船長がやってきて私の手元を怪訝そうに覗き込みながら「何やってる」…と眉を寄せた。

「ああ、コレ、おにぎらず≠ナすよ!こうやって海苔にご飯を載せて具をのせていって最後にご飯を重ねて海苔でたたむんです。そんでもってこうやって切れば…ホラ!!切り口もきれいでしょ??考えた人スゴイですよねー手も汚れないし♪」
「馬鹿野郎。飯をパンみてぇに扱うな。まるでサンドイッチじゃねえか俺はパンは嫌いだ」
「…ス、スイマセン」


またまたある朝私がキッチンで朝ごはんを作っていると、またまた船長がやってきて私の持つ道具を怪訝そうに睨みながら「何持ってる」…と眉を寄せた。

「あ、ああ、コレ、おにぎり型≠ナす。この間シャチに作ってもらって。こうやってご飯を入れてフタをしてギュギュッってやると、ホーラ、ベポの形のおにぎりができあがり〜♪手も汚れないしかわいいでしょ??」
「馬鹿野郎。そんな形にしたら食えなくなるだろうが。三角や俵の形にしろやりなおせ」
「…ス、スイマセン(え!え!?食べられなくなるって?!かわいそうだから?崩すのがかわいそうだから???え?マジで!?)」


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