超短編!〜平成 | ナノ
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秋だバーベキュー!

紅葉が見ごろだとテレビで言っていた…という話からどんどん発展して、私たちはとある日曜日にバーベキューをすべく近くの山のふもとにある広場に集まることになった。
サンジがバイト先に頼んで材料を準備してもらい、私たちはそれを自転車で運ぶ。ルフィはじいちゃんにねだって今日のために飲み物をたくさん買ってもらったらしい。大きな笑顔と共にペットボトルのコーラやジュースを見せつけてきたルフィの姿に、私たちは親指をグッとたてて彼を…というか、彼のじいちゃんを称えた。サンクスガープじいちゃん孫愛最高♪

「もうほとんど材料は切って串刺してあるから、あとは火をおこすだけだ」
「おお、なら俺に任せろ」

するとニヤリ…と笑ってエース先輩がそう言った。飲み物を買った店でルフィがたまたまエース先輩に会ったらしい!一緒に…と誘ったルフィの言葉に、なら是非…と本日来てくれたそうだ。私はそれを聞いて心の中で親指をグッとたてて彼を称えた。グッジョブルフィ君マジ有能!!

「わ!ならお任せしてもいいですか??」
「おう。火なら俺の得意分野だ。じゃーん。マイ舞切り式火おこしセット持ってきた」
「すごい!」
「ちょっと手伝ってくれるか?」
「もちろんです!」

エース先輩のその言葉に二つ返事で頷いて、彼の持ってきたセットの一部を手で支える。すると先輩は横棒を上下に動かし始めた。ギリギリギリギリ〜〜。ジリジリジリ…。「わ!小さな火種が!!」「おう!これを燃えやすいものに移せば…ってあー!!消えた!」「もう一回♪」。ギリギリギリ〜。…。あああすっごい。こんな道具で火を熾してる先輩マジカッコイイわ萌える!!


「…お前原始人か?文明の利器を何故使わねえ…って、おい!ナミ屋!!離せ!」
「はいはい君はこっちこっち。んっふっふ。あのねロー。要領の良さが時に無意味なコトってあんのよ」
「意味が分からねえ!!」


ローが無理矢理に差し出そうとしたガスバーナーを私はきれいに無視し、ナミは彼を強引にこの場から引っ張って退散させた。グッジョブナミ君は本当にマイキューピッド!


「エース先輩頑張って♪」
「おう!もうちょっとだ!よっし燃え移った!!あとは炭が燃えるのを待つだけだ!パタパタするぞ!!」
「はい♪パタパタも手伝います☆」
「おいあと何時間かかるんだよ!!腹減ってんだこっちは!」
「うるさいローマジで黙ってて」
「…(怖い)」
「おーいみんなこっちで遊んで時間つぶそー。火はその子らに任せればいいからー」
「うん♪任せて任せて☆私先輩と頑張る♪」
「マジかよクソすぎるだろ!!」


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