超短編!〜平成 | ナノ
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
逆トリローが誤変換やらに苦悩

道を歩いていると突然妙な格好をした背の高い目つきの悪い人に詰め寄られた。

「おい、ここはどこだ?」
「どこって…。道に迷ったんですか?私も最近引っ越したばかりで詳しくないんですゴメンナサイ。…えーと。どこに行くつもりだったんですか??」
「俺はこれから新世界へ向かうつもりで…」
「新世界って!!お兄さん大阪に行くつもりだったんですか??だとしたら、ここは見当違いすぎですよ!そこへ行くなら新幹線に…」
「心感染!?…何だそれは?!おい、女…。ここは疫病でも流行ってんのか??」
「はあ??えき…びょ…??。駅のこと…言ってるんですか??駅はですねー。ここをまっすぐ行ったら市役所があるんでそこを右折して…」
「試薬所!??その疫病の薬を作っている場所があるってのか!?……それは少し興味深ェな…」
「あれ?市役所が気になってます??新世界はもう行かなくていいんですか??」
「いや…。新世界には行かなくちゃならねぇ…。俺はそこでやらなきゃいけねえことがあるんだ」
「そうですか。大変ですね。何か仕事関係で?」
「…お前。俺を知らねえのか。俺は死の外科医と呼ばれて…」
「市の外科医!!!お兄さんお医者さんだったんですか!!すっご!!そうは見えませんでした!市民病院に勤務されてるんですか??」
「はぁ!?嗜眠…病院って。何だそのヤバい名前の病院は!!??ここは一体何なんだ!!??心臓に感染して嗜眠に至らせる病気が発生しているなんて…危なすぎるぞ!そんなことができる能力者でもいるのか!?」
「能力者…って。何言ってるんですお兄さん!?超能力者のことですか!?そんなことできる人、この世にいるわけないですよ!!それにそう自称する人は大抵インチキですって!!」
「女、お前こそ何を言ってる…。インチキじゃねえ!お前悪魔の実を知らねえとでもいうのか!?」
「くまのみ??…クマノミ…ですか??それなら知ってますけど…。かわいいですよね、あれ。ああ。水族館、行きたいなぁ」
「水賊!!??ここには海賊以外に水賊もいるってのか!?面倒すぎる場所だ…クソ…」
「…。…じゃあ私は急ぐのでこれで…。新世界、楽しんで来てくださいね。串カツが有名らしいですよ」
「止渇が有名!?」
「ちなみに二度づけはNGですからね!」
「2℃漬け!??」


prev index next