超短編!〜平成 | ナノ
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ログログの実D

「この度はお集まりいただきありがとうございます。失礼いたします。ああ。三大将が並んだ際の威圧感は一般海兵には耐えきれないものがありますね!だから、さあ!さっさと終わらせましょう!皆様お口を開けてください!はい、あーん!」
「…なんじゃぁこのガキは?いきなり口を開ぇ言うて、意味がわからんのォ!ふざけちょんのか!」
「ヒー!通達がいってませんでしたか!?ねえ、元帥何も言ってなかったんですか!?(あのアホー!)」
「君は例の〜、ほら〜、あのログログの実を食べたっていう海兵だよねぇ〜。ああ。俺たちの遺伝子情報が欲しいって事〜?そうじゃないのかなァ赤犬」
「そう!そうです!それです!!この度元帥の命令により海兵全員のログ情報を覚えさせられる事になりまして!この綿棒でちょこっと口の中を触らせていただきます!!お手数おかけしますがすぐ済みますからね!よろしくお願いいたします!」
「けったいな能力じゃのォ。儂のログなんて得てどうしようゆうんじゃ!何処彼処へ勝手に行こうとはせんわい」
「ヒー。元帥の命令なんですよォオオ。私は命令に従っているだけなんですよォオオ。たった一秒で終わりますし悪用も絶対にしませんからお許しくださいィイイイ。(クソ元帥!!!後で文句言ってやるからな!!究極怖いんだよ!赤犬さんって!!)」
「あははは。いいじゃないのォ赤犬〜。ただ居場所がその子にわかるだけじゃない〜。はいお嬢ちゃん。綿棒どうぞ。わっしがどこにいようとも決して驚くんじゃないよォ〜?フフフフ」
「あああありがとうございます黄猿さん!!あなたが初めてですよこんなに素直に採取させてくれた方は!!!さすが大将です!もったいのうございます!ちなみに最後のセリフは聞かなかった事にしますね!」
「フン。仕方がないのォ。ガキ海兵、綿棒を寄越さんか」
「怖い怖い怖い怖い!!喧嘩腰で凄まないでくださいよォオオ。はいどうぞ。そして青雉さんも何卒お願いいたします」
「あららら。する必要ないでしょ」
「あれあれあれあれ??どうしたんですか?一番おとなしく協力していただけそうな方が拒否とは意外ですよ!!すみませんが命令ですので…」
「だーってあなた俺の情報もう知ってるはずよ?確認してご覧なさいよ」
「えぇ!?一体どういう…。……。…。…ッ!うっわマジで本当だよ入ってるよ!!え!?何で!?」
「ね、あったでしょ?…えー、君忘れちゃったの?ふーん。…まあいいか」
「まあいいかじゃないですよォオオオオ!!!身に覚えがないんですけど何があったんですか私たちにあああどうして目を逸らしてニヤッと笑ってるんですかあり得ないですよ意味わかんないですよ怖い怖い怖い怖い赤犬さんのとは違う恐怖で震えが止まらないわァアアア!!!!」
「どういうことじゃ青雉ィ…」
「アッハハハ。何だかおもしろそうな話だねぇ」

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