超短編!〜平成 | ナノ
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補修ダルいA

夏休み中の補習がマジほんと怠くて仕方ないから、各自何かおもしろいものを持ち寄って、補習後に気晴らししようっていう話になった。
ルフィが家から水鉄砲を持ってきた。事前に連絡していたらしく、サンジやゾロ達も、昔使っていたというそれを複数持ってきたもんだから何だかんだで一人一丁ずつ持つことができた。

「戦争だ!」
「おー!」

ってことで、学校の中庭で水の詰まったそれを持ってわーわー言いながら水の掛け合いっこ。柱や木に隠れたり、ローリング回避したりとか、みんな結構本気だ。ルフィなんか気合入れすぎて制服が土で汚れまくってる。


「ロックオン!くらえ!!」


そんな本気モードのルフィから勢いよく水が飛んできてモロに顔にぶち当たった。「うわっ!!」。集まった水鉄砲の中で一番威力あるやつ持ってたから、わりとビシャビシャ。「死んだー!」。濡れた顔をあははって笑いながらぶるぶる振って水飛ばしてたら全員が私を見て「あっ」…ってなってる。


「あんたシャツが濡れて下着丸見えだよ」


あははってナミちゃんが私を指さして笑ってた。
うん。
どうやら私はセクシーモードが発動したっぽい。


「ピンクか…」


ぼそっと近くにいたローがそう呟くから、容赦なく顔目掛けて水を目潰し発射してやった。

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