ボツSSとSSSの部屋 | ナノ
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キッドのお子様が生後半年だってよ。



「お引き取りください(ぺこり)」
「…俺は母親に頼まれてガキどもの予防接種に来てんだ…。急に帰れはねぇだろうが…」
「あ!トラファルガー先生わざわざすみません(ぺこり)。あ、キッドの事は気にしなくていいのでどうぞ上がってください。ちょっと子供たちの人見知りが始まっちゃって…、ちょっと拗ねてるんですよ。あんなおっきな図体してるっていうのにね!アハハハハ!」
「「「アーウー」」」

「どうか物音を立てないようにお願いいたします。決して頭に見つからないようにしてください(ぺこりぺこり)」
「…いや、どう考えても普通に気づくだろ。まさか部屋に引きこもってまで拗ねて…………んのかよ。そりゃ重症だな。まあいい。注射するから女はガキの腕を押さえてろ」
「はーい。ちょっとチクっとするからねー。海賊の子は泣かないで我慢するんだよー!キッドは毎日泣いてるけどねー!アハハハハ!」
「「「…ウェッ!…ウゥゥ…。…。…。バブー♪」」」

「…どうかすみやかにお引き取りください。本当に本当にお願いいたします(ぺこりぺこりぺこり)」
「…何だよ。せっかくわざわざ来てやったってのに…。まあ、長居する気は元からねぇがな。…が、こいつら注射してもまったく泣かねぇじゃねえか…。一体どちら似なんだか…」
「えらいえらい!やっぱり私に似たんだね〜。どんな事があっても笑顔を絶やさないところなんてまんま私!キッドの気が短くてすーぐキラーたちに迷惑かけちゃうところはちっとも似なくていいからねー♪アハハハハ!」
「「「キャッキャッ♪」」」

「代金です。さあ早く行ってください(ぺこりぺこりっ!)!!こんな所一瞬でも頭に見られちまったら…俺たち…。ヒィイイイイ!そんな姿まで見られたらァアアアア!!!」
「ホーラ、高い高いだ。…何だ。普通に笑ってるじゃねえか。本当に人見知り始まってるのか?」
「わー!先生のことも平気なんだねぇ〜。すっごく喜んでる!!おっかしいなぁ。キラーもヒートもワイヤーも平気なんだけど、どうしてだかキッドにだけこの世の終わりみたいに泣くの!パパなのに!アハハハ!」
「「「アーアー♪」」」
(…そうなのか…。…まずいな。さっきからじっとりした嫌な視線を感じる…。ヤベェ…!身に着けてる金属が何だか引き寄せられてるッッ!!)




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