ボツSSとSSSの部屋 | ナノ
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ワークエクスペリエンス!



高校生が職業体験に来た。とても仲の良さそうな3人組だった。男の子だしトンカツ屋とかに行けばいいのになんで保育園に来たんだろう?歳の離れた弟や妹でもいるのかな?そう思って聞いてみると、
「おれ?いねーよ。おれ産んでかーちゃん死んだし」
…って、ヘビーすぎたので慌てて質問は止めた。
とりあえず3人ともいい子そうではあった。

「じゃ、まず子供達と遊んでもらえますか??怪我をさせないように気をつけてね」
私は気を取り直してエース君、サボ君、ルフィ君にそう言った。園庭で遊ぶ子供達はいつもはいない高校生たちに興味津々であっという間にぶわっと群がっている。

「戦争ごっこだー!えーい!大砲ちゅどーん!」
「うわぁっ!やられたぁー」
バタン!
「あははにーちゃん大丈夫?…あれ?にーちゃん?に、にーちゃん??え?えっ!??サボにーちゃん??うわぁあああーせんせーーっ!サボにーちゃん死んじゃったあ!!」
「なーんてな!ハハッ」
サボ君!は、迫真の演技!
「お前なんで泣いてんだ?は?いちご組の子にやられた?ええい!泣くな!戦え!いいか?構えはこうだ!真似をしろ!せいや!」
「せいや!」
ルフィ君待って!戦い方は教えなくていい!!
「よしお前ら!挨拶だ!てめぇ誰ですか?」
「てめえ?」
エース君!?待ってやめて?

とりあえず、いい子そうではあるんだけど保育士には向いてなさそうだった。
というわけで本日私は園児プラス3人のお守り決定である。

「あははっ!」

でも園児受けは良い。



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