「おっし！じゃ、そーいうことで！」

「おー」

「駅前のカラオケに直接集合すればいいの？」

「年末料金じゃね」

「いいんだよぉ年に一回だけなんだから！」

「今年も野郎ばっかでクリスマスかぁ…」

「皆まで言うな」

「あー、でも…」

さっきまで騒いでいた一人が言い淀む。今は教室に居ない澤の机をちらりと見て、他のメンバーも言いたいことを察したらしい。

「俺らが誘ったら邪魔かな…？」

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