mitei オセロなふたり | ナノ


▼ 【お久しぶりの登場人物紹介】

黒弥くん
それは現実です。
ようやく自覚しつつあるようなないような、自分でも分からなくて戸惑い期。寝起きはしばらくぽやぽやとしているが、あんな行動を取るのは対白羽にだけだと自覚するのはきっとずっと後のこと。普段は頼られるのも嫌いじゃないが、本当に安心できると感じたひとにだけ、甘えん坊気質が表れるかもしれない。それに大いに振り回され、苦労する人がただ一人。ただ、その甘えん坊なところをたまに利用されるかもしれない。な、しろあん。

白羽くん
現実でした。もちろん一睡もすることができず、一周回ってこの野郎という気持ちで黒弥くんの寝顔を見たのがいけなかった。軽くほんのちょっと指先で触れるつもりが、がっしり手を掴まれて焦った。とてもびっくりして焦ったが、しろあんが黒弥の足元でぷうぷう寝ていてるのを見て心を落ち着けた。寝惚け黒弥くんに裾くいされて上目遣い(背の高さの違いから無意識)された時はここが楽園かと思ったが、徐々におもしろくなり、ぐいぐい俺様系になった。あとでめちゃめちゃ恥ずかしい気持ちになり、冷静に自分の言動とか行動を反芻しては猛省している。ただもうしないとは言ってない。将来苦労することになることを薄々悟っている。ちなみに朝食が和食派で玉子焼きが彼の好物であることはリサーチ済みである。

しろあん
寝るところを転々としつつ、都度心地好い場所を探り当てる名人ならぬ名猫である。もう新婚かよみたいな甘々な空気にも秒で順応した尊き存在。キッチンから視線を向けられた時は寝ていた。寝ていたとも。すごいもちもちしている。

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