※微?破廉恥です。一応鍵無しで・・・



首筋を舌でなぞられるのに身体を震わせ、胸を吸われるのに顔を仰け反らせた。秘芽を弄られれば腰を揺らし、その先を蜜を垂らしながらもっとと求めた。そうされながら自分も佐助のものを手に取って、手で、舌で、唇で愛撫した。先から溢れてくる液を音を立てて吸い上げる。獣のように求め合って、そして挿入された頃にはもう何度イったか分からなくなっていた。それでもまだ身体は快楽を追い求めた。佐助が腰を動かす度に嬌声を上げて乱れた。

「さす、け・・・もっと、もっと頂戴・・・っ」

「良いよ・・・。欲しがるだけあげる。ハッ・・・、何度でも・・・ん・・・イかせてあげる」

そう言った佐助の顔は朱に染まり、快楽に塗れとろんとした目をしてとても良い顔をしていたのを、私は内側を突き上げられながら視界に収めた。手を伸ばして頬を撫でると、その手にキスをされる。

「佐助の心が見える、ね」

私が喘ぎの合間にそう口にすると、佐助は嬉しそうに笑った。

「もっと見て良いよ。何もかも、アンタになら見せてあげる。誰も知らない俺様も」

「ね・・・?さ、すけ。アナタの好きな人、を・・・教えて?」

「知ってるくせに・・・」

「でも・・・ぁン!ふ・・・っ・・・、ア、き、きたい・・・の」

佐助が私の問いかけに拗ねたような表情をしながら強く突いた。私はそれに翻弄されながらも佐助に求めた。

「・・・叶ちゃん」

「じゃあ・・・」

「愛してんのも、叶ちゃん。この先も一生、叶ちゃん。命懸けれんのも、殺したいほど離れがたいのも、全部、アンタだけだ。叶・・・」

「・・・ふふ、本当に重たいね。でも―――」

「ちょうど良いよ」と佐助の耳元で囁いて、告白しながら絶頂を迎えた。





気付くと、カーテン越しに陽が射し込んでいた。それに焦ってハッと身を起こしたところで、今日が土曜日で休日だったことを思いだす。安堵のため息を吐きながら枕元の時計に視線を遣るとまだ6時前だった。

「おはよ。アンタにしちゃ早起きだね」

にゅっと腕が伸ばされ、起きた佐助に布団にひきこまれる。

「あ、おはよ。起こしちゃった?」

佐助の腕の中から顔を上げると、目の前に寝起きなのにそうとは思えないほどきれいな佐助の顔があった。上げたと同時に顔中に軽いキスが降ってくる。

「んー、珍しくこんな時間まで寝ちゃった」

「こんな時間って・・・まだ6時前だよ!?」

「あはー、癖みたいなもんだよ。それより、どう?」

佐助はちょっと心配そうな顔して私を見つめる。それに私は眉を下げるしかなかった。

「大丈夫。もう大分良いよ。ありがと・・・佐助」

「そ・・・、良かった」

布団の中で足を絡め合いながら、裸のままの身体を触れ合せる。佐助の体温が気持ち良くてぴっとりとくっついて幸せを感じていた。しばらくそうしていると、佐助の手がごそごそと動き始める。そして、彷徨っていた手はついに、お尻を撫で始めた。

「ちょっと、お尻は撫でないで」

せっかくいい感じでの触れ合いが、一気に破廉恥へと移行していく。

「んん〜・・・、でもさ、俺様男の子だから?」

「あ!何興奮してんの!?今そんな雰囲気じゃないでしょ!」

「あはー、元気なムスコさんなもんで・・・。起っきして叶ちゃんの中に入りたい、入りたいうるさいの」

「・・・空気読まないムスコは、切るよ?」

「ごめんなさい。よく言い聞かせておきます」

佐助は口元を引きつらせながら固まった。私はそんな様子をこっそり笑いながら、佐助の温もりにもう少し甘えることにした。


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