熱くさせるのは貴方だけ 30000hitリクエスト作品 文哉様へ おかしい。何をどうしたらこういうことになってしまったんだ…私はただメフィストさんの部屋に本を読んで居ただけだと言うのに 私の体はメフィストさんに包まれてしまっていて身動きが取れないぐらいに密着してしまっている。 「…あ、の…?」 「はい、何でしょう」 「離して下さると嬉しいです…っ」 こんなに近いのは本当に心臓が持ちそうにない。 そして何故か手付きが怪しいメフィストさんを必死に抑えようとするがそれも適わずにどうしようかと試行錯誤している と、それを読み取ったようにいきなり耳に息をかけられ… 「…な…っ!」 「真っ赤、ですよ。」 思いきりメフィストさんの方を振り代える。後ろから噛まれたのだ…耳を 「なにっ…するんですか…!」 「余りに赤かったので…いやしかし、更に赤くなってしまいましたね?」 耳元で…しかも何時もより低い声で話すのは本当に卑怯だと思う…私が耳が弱いのを知っていてこういうことをするんだ 「…意地悪…」 「名前だからです。それに私を惑わすから…」 「っ、!」 変なところに手があるのは私の気のせいではないだろうか。お腹辺りを異様な手付きで触っている 「や…やめっ…」 「ああ…、本気で嫌がらないと止めませんよ」 …嫌じゃない… だからこそ余計に質が悪いんだ。メフィストさんを嫌いならもうとっくに逃げ出している、それに彼も分かっているだろうから 「愛してますよ、名前」 逃げるだけ無駄で、逃げる必要性もない。 私を愛してくれていて、私も貴方を愛してる …なら、メフィストさんへ返事をしよう。とびっきりの愛を貴方に伝えたいから END...menu |