こんな午後の風景 「…ひま、だな…」 ベンチに座り青い空を見つめる。何をする訳もなくだからといって何かしたい訳でもないのだ すっといきなり視界が薄暗くなる…この、変な格好はっ… いやな予感が的中したことを察して思い切り立ち上がる 「おやおや、乱暴ですねえ」 「っ、メフィスト…!」 振り替えると予想通りの人物がいた。この学院の理事長でもあるメフィスト・フェレス… 胡散臭い態度とかがどうにも好きになれないのだ 「名前さん、生徒は授業が始まっているはずですがネ」 「……じゃあ、戻る…」 こんな奴と一緒に居るより退屈な授業を受けていたほうが何万倍もマシだ。教室に戻ろうとする、するといきなり腕を引かれて瞬きしたときにはベンチに座っていた 「まあ、いいでしょう!それより、私と話しませんか?」 「……」 ニヤリと歪んだ口元をみてはあ、と溜め息がでる…厄介なのに捕まってしまった 「私、メフィストが大嫌い」 「残念です、私は少なくても嫌いじゃないんですがね!」 変な言い回しが気に入らないがこんな風に嫌味をいいながら外にいるのもいいかもしれない…、そう思ってしまった END...menu |