罪と罰



※狂愛 10000hitリクエスト作品 IM様へ



ねえ、君はいつから心を閉ざしてしまったのだろう。
どんなに俺が愛を伝えても無反応な君を見ていると無性に腹立たしいのだ



「愛してるよ、名前…」



君の耳は飾りなのか?まるで何も聞こえてないようだ…


もしも、俺を嫌いになってしまったのであったら、
…彼女に嫌われるだなんて考えたこともなかった、まあ勿論今も考えてないけど…


俺は、あくまでも仮定の話をしているのだから



彼女には俺が居なくちゃ駄目で俺には彼女が居なくちゃいけない
そんな当たり前の設立を彼女は受け入れてくれないようだ




それならば…
ああ…どうしてしまおうか?
いっそのこと一緒に死んでしまうか



ああ…こうしようか?
君が俺を嫌いなように俺も嫌いになろう





ああ、そうしようか?





そんな心中の中の考えをまとめる…結論、君を愛しているという自己淘汰を抜き出してしまおう。




無理矢理身動きすらしない人形のような彼女に愛用のナイフを頬に触れさせる。すぅ、と深紅の血液が名前の頬を伝う
驚いて目を見開き状況を理解して怯えだす彼女をみて笑みが深まる



「しょうがないよ。こうでもしないと君は俺を見ようともしないだろ?」




ねえ、お願いだから

俺がキミを嫌いになるから俺をキミが愛して

君に愛されたい俺はいないから




ねえ…、胸が痛いよ




キミの耳なんていらない

キミの心だっていらない



今はただ、無感情だったキミがそうやって苦しんでる顔が見れたらいいよ








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