捏造!大野と杉山はずっと同じ学校。
杉山とは幼稚園からの友達で、世間的には幼なじみ、親友という部類に入る。考えてみたら杉山以上に仲がいいやつなんていないし、杉山もそうだと思う。
昔から好きだったサッカーを高校に入った今でも続けてる。もちろん杉山と。今日は部活が終わって先輩が帰ったあとも2人で自主練を続けた。
夏だというのに辺りはもう真っ暗だ。時間は8時頃だろうか。正直ボールが見えなくなってきた。
「そろそろ終わるか」
「ああ。腹も減ってきたしな」
ボールを片付けてあたりを整地してグラウンドをでた。
今日の夕飯は何か、なんてくだらない話をしながら部室へ向かうとやっぱり、というか電気が消えていた。
「あれ?」
「どうしたんだ?大野」
部室の扉のすぐ横にあるスイッチをいくらおしてもつかない。
「電気がつかねぇんだよ」
「ほんとか?うわ、最悪」
仕方なく申し訳程度しかない月明かりを頼りにさっさと着替えてでることにした。
汗だらけの上着を脱いで一息つく。体の熱は冷めたけど汗だらけのシャツは気持ち悪い。
すると何か向かい側にいるやつからの視線を感じた。
「なんだよ、俺の体に何かついてるか?」
「いや、
じゅーはちきんにしたかったのかしら?
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