real
0725 20:57

そろそろ突き落とす予定なんですが、
私の予告なしにそろそろくるなと思っていた「あの夏」読者は
かなり私の話の展開に鍛えられていると思う。

上げたら落とす、これセットなり。
最近ほのぼの回(当社比)多かったからね、仕方ないね。


0517 16:11

5章橙サイド

 周囲の視線を気にする素振りもなく、赤はいつも通りを過ごした。だからこそ怖かったのかもしれない。

 赤は初めから強かった訳ではない。俺が初めて会った時、喧嘩の腕っ節自体はすでに完成されていたし、今に至るまで彼の喧嘩で地に伏す姿を見たことはないけど。それでも分かる。
 本当に強い人は、初対面の人に話しかけられてああも警戒しないと思うから。

 赤は、強くなるまでずっと傷つけられてきた人だ。周囲に怯えて、強くならざるを得なかった。それこそが赤の強さの本質。

 助けてと縋ることさえできない臆病さをもった赤が、どうして周囲の悪意を平然と受け流せようか。そんなこと、出来るはずがないのだ。出来るとするなら、それは彼自身が自分の痛みに気付いていないからでしかない。彼の強さは、いつだって自分自身を蔑ろにすることで成立していた。

 赤から初めて縋り頼まれた仕事を三浦ごときに譲るのは癪だったが、手遅れになるよりはずっといいと思った。……が、やっぱり面白くないから後日奴のブツが小さいという噂でも流してやろうと思う。せいぜい辱めにあうがいい。

 赤は気付いているだろうか。自分の表情の固さに。平気だ、大丈夫だと。普段は正直なくせに、大事な局面になると嘘ばかり。夏休みの時に赤は自分を嘘つきだと称したが、こればっかりは否定できない。椎名由は確かに嘘つきだ。

 少しでも学校から離れようと外に連れ出せば、赤の表情はころころと変わった。クレープを食べた時の笑った顔、エスコートされた時の少し照れた顔、俺の好意に対する困った顔。

 何度も闊歩した街なのに、デートと一つ言えばデートとして臨んでくれる赤が可愛くて、愛おしくて。喜ぶ顔にときめくと同時、切なさを感じるのは彼の心に俺がいないと分かっているから。
 じゃあ誰がいるのか、なんて死んでも口にしてやらないけど。

 映画でも、とラブホテルに誘ったのは、この場にいない男に対するささやかな嫌がらせだ。もし、万が一俺が選ばれない時が来たとして。赤が再びこの類の店に入った時、少しでも俺を思い浮かべればいいと思った。

 勝てないんじゃないか。不安を認めた小さな抵抗は、それ自体が小さな敗北だった。負けたくない。譲りたくない。俺のいない未来なんて見たくない。俺の方がずっと前から好きだと、そう言っていたのに。

 ねぇ、頼むから。
 縋ることしかできないなんて滑稽でカッコ悪いけど。

 ねぇ赤。俺のことを好きになってよ。

「大丈夫でも大丈夫じゃなくても、心配くらいさせろ」

 するりと頬を撫でられ、我に返る。俺と似たようなセリフを吐いた赤は、宥めるように微笑む。

 ずるいなぁ。
 本当にずるい。

 ああ、赤の目元を覆っていて正解だった。
 こんな顔、絶対に見られたくない。泣きそうだ。

 ……随分と感情豊かになったものだと思う。
 昔の俺はやりたいことも、何も分からないままただ勉強をするだけのつまらない奴だった。

 つまらない自分に気付くこともできないまま、つまらないことをして、つまらない死に方をする。

 そうでない道を歩むようになったのは赤のお陰。塾からの帰り道、日の落ちた暗がりの中、一際明るく輝いていた赤のお陰。当時は黒髪だったけど、不思議と網膜に焼き付いて離れなかった。

 羨ましいのだと理解したのは、拗ねたような表情で金髪に染めろと要求されてから。めちゃくちゃな要求だとは思わなかった。

 俺にとって赤は自由の象徴で、破天荒な要求をされたとしても自然なものと感じたから。

 自由の象徴たる彼が自由から程遠い人種だと勘づくのは後々の話だが……。

 その彼が今、自身の自由を手に入れようとしてる。未知の感情に首を傾げながらも、僅かに、それでも確かに道を歩んでいる。

「祝福するよ」

 無論、祝福するのは赤だけだ。
 おいおいと不満げに顔を顰める男を想像しつつ、隣でスヤスヤと寝入っている赤の髪を梳かす。

 午前6時。
 少し早いがそろそろ赤を起こさなければならない。

「……由」

 そっと下の名前を呼ぶも、返事はない。赤、と声をかけると今度はううんと返事があった。

「おはよ、そろそろ起きて」


0404 13:05

こんにちは、猫村です。
引っ越しも終わり、仕事も始まり…。新生活がスタート、といった感じですね。
世界規模でコロナウイルスの感染が注目されている中、猫村の職場は特に休みになることなく仕事をしております。
対策としてマスクやアルコール消毒をしてますが、職場環境的に誰か一人がウイルス拾ってきたら一発でアウトだと思う。

さて。
本来なら近況報告としてブログに書くべきなんでしょうが、なんとなく生存報告の方を動かしたい気分だったのでこちらにつらつらと書いていこうと思います。

思いつくまま書くのでめちゃくちゃな話し方になりますがご容赦を。

私。先程も申し上げましたが職場の近くに引っ越したんですよ。
で、何をやりたいかって言うとWi-Fiの設置。でないとパソコンが使えないから。
色々調べて、ルーターを買えば良いのかな?ってなって。
買いました、Amazonで。
買ったはいいんですけど、インターネットケーブルの挿す場所がない。
おっとこれは買う物を間違えたぞ…ってコンセントをじっと見てたら……ありました。
あったのは挿入口ではなくて、Wi-Fiのアドレス。めーっちゃちっちゃく書かれてるんですよ。きれそうだった。ルーター買わなければ他のちょっとした家具とか買えたのになぁ。すごく残念です。

でもまぁ、新たなルーターを買わなければ!という状況ではないので許す。
正直嫌だけど、ルーター買わなければあんなところ一生懸命見なかったでしょうし!良しとしましょう。

話は変わり。
引っ越しを機にAmazonのプライム会員になりました。
学生じゃないけど学生料金だった。
あれですね、利用停止中になっていたんですが、以前申し込んだ時は薬学部生だったから学生のプライムだったんでしょうね。多分。
テレビがないから代わりにアマプラで……と思ったんですが、ハイキューのto the topはアマプラにないんですね。残念……。見るけどさ。

アマプラが安くなっている分とルーターがほぼ同額なんでまぁ……まぁ……うん。
納得いかないなぁ。



0302 00:06

二度と書きたくないってほどしんどくてもまた書いてるんだから、創作家ってとことんドMだと思う。
まじでしんどい。
伏線回収のある回の話とかすごい体力使う。
しんどい。
アホかってくらいしんどい。無理無理。

やめたいって思ってんのにまた書いてるぅぅぅしんどいぃぃ
お休み……お休みほしい…疲れた…


0229 23:52

レンタルカミュくんの本、明後日の午前に届くよー!!!!!
最高や…めっっ最高……

人にお勧めしたい気持ちでいっぱい…
サイト垢だけどお勧めしてもいいかな…。


0227 23:06

エロだーたのしー!って思ってたけど、これ普通にレイプ未遂だな……。

でも私ここ数年ずっと椎名由のお尻を書きたかったからな……仕方ないな……。
はしゃいじゃうよ……。やっとここまで話を持ってこれたんだから…。

甲斐樹の登場って、匂わせ入れると二章のラストくらいでしょ。
ってことは一年以上前だから……うん。嬉しい。頑張った…!!!


0213 16:46

乙女ゲーム、攻略対象が豚箱エンドを迎えてびっくり…
しかもこれがトゥルーなんや…
マジか…ファンディスクやらな


0128 23:42

そろそろお風呂入ろうかなと考えている猫村です。
大学のレポート、ちんたらやりすぎてぜーんぜん終わらない。
今日明日中に完成させたいから風呂入った後本気で頑張ります。

エブリスタのねぇ、感想くださる方がいてね、
返信機能ないからお礼を伝えられないんだけど、上げるたび感想くださるから本当に好きでね、

全然エブさんに転載する気なかった番外編とかも嬉しくて載せてしまう。
正直どの小説投稿サイトよりも転載してる。
「なろう」は毎話ごとの評価じゃないから一番やる気が出ない感はある。
最低限しか動かしてない。
自サイト、エブさん、pixivの次ふじょっしーかな。
最近BLoveにも転載してるけど、なろうと良い勝負くらいの湯煎順位ですね。
機能は予約投稿ができる分なろうの方がやや優位だけど。

見てる人いないんだろうなーとなろうは思ってる。アクセス解析定期的にやってなければ消してたかもしれない。

まぁ、それは若干盛りましたが。
公式作家とか、ランク常に上位とか。そんなことでもなければ作家読みには至らないんだろうなぁと思うので、継続して耐えていきたい。

なろうはね、短編上げるのが良い気がする。

長編だと評価付きにくい場所だからね。

私がこれだけ色々なサイトに転載してるのは、ある人(誰かは忘れちゃった)が、自分の手間で多くの人に作品を届けられるならやらない手はないっておっしゃってて。
私自身すごくそれに共感しちゃったのよね。

心も折れるし、めんどくさいし、結構つらいけど、確かに転載をきっかけに感想くださる読者さんや、追いかけてくださる読者さんがいて。
必ずしも手間と釣り合ってるかとか、考えたら分からないことも多いですけど、そういうことが全て報われてしまう瞬間のために頑張ってしまうんだよなぁ、と思います。

つまりまぁ、なんだ。
色んなこと言ったけど結局来るかどうかも分からないその瞬間のために作家って案外頑張ってしまう生き物なんだよな、って話です。

一番は自分のためだけどね!
それだけで立っていける人って少ないとは思うので!!感想はいただけたらいただける分嬉しいよね。

こういうのちゃんとブログにまとめたいなぁ。
レポート完成したら書きます。後日。
それではお風呂行ってきます。
おやすみなさい。


0126 14:58

今度アイコンを変えることにしました。
というのも、今使っているアイコンを描いてくださった方がTwitterのアカウントを移行か削除かされたようでして。
アイコンをそろそろ変えたいなぁと考えていたのと、描いてくださった方のアカウントを紹介できないのもなぁと思ったため、これを機にアイコンを変えることにしました。

依頼を受けてくださった方の都合もあり、三月頭頃の変更になりそうです。
ざっくりしたイメージを伝えての依頼でしたので、どのようなイラストになるか楽しみにしております。

アカウントを作って以来ずっとあのアイコンでしたので、暫くは見慣れない感じになりそうですね笑


0124 23:52

今年のバレンタインに向けて書いた拍手文、去年のバレンタインから学んで打算的にチョコ作りの指南を頼む橙って感じで好き。
多分手作りチョコは貰えないだろうなと予想して確実に作らせに行くスタイル。相変わらず由さんを転がすのうまいな。
多分橙が攻めの中で一番由さんの扱い手慣れてると思う。

コツとしては「俺がやりたい」「手伝って欲しい」という方向性で頼むことですね。非常に要求が通ります。

関係ないけど、私チョコ作ったことないんですね。毎年クッキーとかシュークリームとか作ってた。チョコって貰っても嬉しくないし、市販の状態の方がおいしいし。
今回の拍手文書くためにチョコの作り方を勉強しました。あれ美味しいの作ろうと思ったら結構手間なんですね。
ショコラティエというワードがあるわけだ。

拍手文がチョコの作り方じみてしまったので、今年チョコを作る予定のある方はぜひ参考にしてください。
由さんならなんでそうしなきゃいけないかまで勉強するだろうなと思い色々調べた結果、大層チョコに詳しくなったのは別の話……。
なんなら解説できるまである。

「あの夏」の更新しんどいから他の長編進めたいなぁ。
どの長編にしよう。
新しい長編も書きたいけど、今手を出すととんでもないことになりそうだから我慢、我慢。
ちょこちょこ書いて「あの夏」完結後に公開するのもありですね。
やってみようかな。


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