蝶々繋がり(シュウハル)

「シュウって、バタフリー持っているわよね?」

ふいに、私は頭に浮かんだことを、口にした。
本人が目の前にいたから、余計に。

「あぁ、そうだよ」

いつものポーカーフェイスで、彼―シュウはそう冷静に告げた。

バタフリー…―ちょうちょポケモン。
まさに私の…

「アゲハントと同じ、ちょうちょポケモンね」

そう。私のアゲハントと同じちょうちょポケモンなのだ。
なんだか少し、親近感が沸く。
同じ…ちょうちょポケモンということだけで。
似ているポケモンを持っているだけで、今まで以上にシュウが、なんとなく…

「近く感じるかも」

ボソッと、聞かれないように、小さく呟いた。


―その呟きをシュウが聞こえていたなんて、私は一つも思わなかった。



(君にもっと近づきたいだなんて)
(僕にはまだ、言えない)
(だから、こうやって)
(少しでも共通点が欲しいんだ)


(2013.5.24〜2013.7.31)


初の拍手小説。シュウハルです。
ハルカはアゲハント、シュウはバタフリー…蝶々ポケモンで繋がってるよこの子等!!((
CP要素ほぼ0だよ…;次も頑張りたいです。




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