「こんにちは先生」
「あ、ミキタカくん。こんにちは」
「アイス、いりますか?」
「ううん。ダイエットしてるからいいわ」
「あ、そうでしたね。地球の女性はダイエットをするんだった、忘れてました」
「ミキタカくんの星ではしないの?」
「まず脂肪が存在しませんからね。姿形が地球のみなさんとは違いますし」
「ああ、そうなの。羨ましいな」
「そのかわり虫には気をつけなくっちゃあいけないんです。すぐ食われるから」
「それは嫌だなあ」
「そうでしょう。地球の虫はカワイイもんですよ。ゴキブリもあんなに小さい」
「あれでも小さいんだね。先生はゴキブリ苦手だな。大きさにかかわらず」
「ホウ酸ダンゴがよく効きますよ。あ、それか、もしよかったらこれを隅に置いといてください」
「なあにこれ?盛り塩?」
「はは、確かに盛り塩によく似てますよね。でも違いますよ。僕の星から持ってきた物質です。これが無くなったら先生のうちのゴキブリが全滅したってことだ」
「へえ、便利なのね。ありがとう」
「いいえ。先生はマゼラン星雲へ来てみたいと思いませんか」
「そりゃあ行ってみたいよ」
「じゃあ今度僕の宇宙船に乗って一緒に行きませんか?」
「でも大きいゴキブリがいるんじゃイヤかも」
「僕が助けますよ」
「ほんと?ならいいかな」
「いつにします?」
「え?日取りまで決めていいの?」
「いつでもいいですよ」
「じゃあ明日は?」
「いいですよ」
「やった〜楽しみにしてるね」
「じゃあ放課後僕のうちに電話してもらえますか」
「わかった」
「ありがとうございます。じゃあ、任務があるので僕はこれで」
「うん。また明日ね」
「さよなら」
「さようなら」





「って言われたんですけど、本気だと思いますか?」
「君はつくづくバカだな。バカだよバカ。宇宙でもどこでも勝手に行けよ」


20090819


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