「………幽霊船の事件が片付き、やっと平和を取り戻したレガーロ島には秋が訪れていた。そんなある日、レガーロ島の自警組織アルカナ・ファミリアの一員であるフェリチータは、コックのマーサに習って料理に挑戦……?」
「あ、あの…ポプリ…?」
「……しかしモンドは愛娘の料理を食べ損ねてしまう。悔しさの余り、モンドは秋のレガーロ島を盛り上げる「ごちそう★でゅえろ」という祭り…フェスタレガーロの開催を宣言する。モンドとスミレの舌を唸らせた者には、1日パーパの権利が与えられるという。このお祭り、果たして優勝は誰の手に……って、ふざけるなあああああ!!!」
「?!ぐほっ!」

持っていた雑誌でルカの頭をスコーン!と叩き、私は絶叫した。な…なんですかフェスタレガーロって!!!

「わ、私は!?出場してもいいの?!ねえ!全然話聞いてないんだけど!!!」
「わ、私にも言われても…!」

ルカの胸元を掴み、ぐらぐらと揺らしたところで答えは返ってこない。ごちそうとか何!私この館の料理人なんですけど!?

「なんなのルカはともかく他の幹部連中まで料理すんの?!出来るの料理とか!私やマーサに普段食事の準備させといて何なの!?やれるなら普段からやれやあああ!」
「…そ、それは確かに…」

ルカに思いの丈をぶつけ、私は机に突っ伏した。何なの!本当に!1日パーパになる権利が欲しいからって急にやる気出して!現金な人ばっかだ、我がアルカナファミリアは!

「もう知らない私しばらく休暇とるから。みんなは勝手に料理で競っててなさいよ。ふん!」
「えっ、ちょ、ポプリ待っ…!!」



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仲間はずれにされてイライラな夢主さん。フェスレガまだ手に入れてないのですが皆料理できるかしら






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