どうしてこうも間違ってしまったのだろう。じゃんけんでもして道を決めればよかったのだろうか。どうしてこうも、同じ道を歩いているのか。
その矛先を向ける相手が本当にあなたなのか。わたしもあなたも考えているだろうか。少なくともわたしは考えている。人違いだったらいいと、世界に三人いるそっくりさんだったらいいと、それでも、そんなの違うとわたしが一番知っている。トリガーを引く自らの手がこんなにも、いつになく落ち着いているのか。
「月が綺麗ですね」
「わたし死んでもいいわ」
どうしてこうも、同じ道を歩いているのか。同じ道を歩いてしまうのか。
I love you
(また、来世でも)
~20150706