恋をしたのよあなた。一般的なリビングの一角に置かれた古ぼけたブラウン管の画面の向こうで言った美人な女の台詞は驚くくらい自分にスン、と馴染んでいった。そうか、恋か。胸に手を当てて目を閉じれば脳裏に浮かぶのはやっぱり彼女の姿だ。弟が横で兄ちゃん病気したー!!なんて騒いでるけどお前にはまだ恋なんて分かんないだろ!ブラウン菅の奥の美人のお姉さんは笑っていたのだ。


青少年の淡い春先

20150504




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -