コガネジム



ようやくコガネジムに足を踏み入れる事が出来た。あれ?また入口にグラサンおじさんが居る。もしかしてグラサンおじさんもワープ!?


「おーす!未来のチャンピオン!」
「み、未来のチャンピオン!?そんな、照れ‥」
「これみんなに言ってるから照れる事ないよ。」
「あっ‥そうですか‥‥。」
「そんな顔すんな、アドバイスしてやるからさ!このジムはノーマルタイプポケモンの使い手が集まっている!戦わせるなら格闘タイプのポケモンがおすすめだな!」
「う、ありがとうございます!行ってきます。」


なるほど、今回はノーマルタイプの使い手なのね。格闘タイプのポケモンも、格闘技を持ってるポケモンも居ない。つまり相性は互角ね、面白い!
それにしても可愛いジムだな。もうまさに女の子って感じの。弟子の人達もみんな可愛いし美人だし。でも、勝負は負けないんだから!
ベイリーフで何とか弟子達を倒し、ついにアカネさんの前へ到着。


「はーい!うちがアカネちゃーん!!ってあんたさっきラジオ塔におった人?トレーナーさんやったんやね!みんなポケモンしてるやん?うちも始めたらもーめっちゃ可愛いーて!」


アカネさんのマシンガントークを、早くバトルをしたい衝動を抑えながら笑みを返す。アカネさんってよく喋る人だな。


「あの、アカネさんに挑戦しに来たんですけど‥」
「え?うちに挑戦するの?ゆうとくけどうちめっちゃ強いでー!」
「負けませんよ!お願いします!」
「よし、受けてたつ!行けーピッピ!」
『ピッピ!』
「ベイリーフ、頑張って!」
『ベイベイー!』
「ベイリーフ、はっぱカッター!」
「ピッピ、はっぱカッターをおうふくビンタで打ち返えすんや!」
『ピッピー!』


アカネさんの戦略通りはっぱカッターは打ち返される。はっぱカッターは効かないか‥じゃぁ!


「ベイリーフ、ずつきよ!」
『ベイー!』
「よし、決まった!ピッピを怯ませる勢いでずつき!」
『ベ‥イ‥』


え?ベイリーフは攻撃をしない。


「ベイリーフ!ずつき!」
『ベイ‥ベイ‥』
「ベイリーフ!攻撃して!」
「ピッピ、今のうちや!おうふくビンタ!」
『ピッピー!』


おうふくビンタがベイリーフに命中した。


「ベイリーフ!反撃よ!ずつきして!」
『ベ‥イベイ‥』
「おうふくビンタ、あまり効いてないみたいやな。ずつきの威力も凄かったし、防御力も攻撃力もなかなか良く育ってるベイリーフや!でも、攻撃は出来へん。弟子達のおかげで体力も元々減ってるみたいやし‥こっちのもらいや!ピッピ、ゆびをふる!」
『ピッピ、ピッピ、ピッピ‥』


ピッピは指を振っている。確かゆびをふるは何が出るか分からない技‥ベイリーフ、なんで攻撃してくれないの‥?すると、ピッピの口から炎が出てきた。これは‥!


『ピッピー!』
「やった!草タイプに有利なかえんほうしゃや!」
「!ベイリーフ!避けてー!」


ベイリーフは避ける事はしてくれたが、逃げ遅れでとても弱ってしまった。


「そんな‥!ベイリーフ、ずつきがダメならどくのこな!」


なんとベイリーフはどくのこなを出してくれた。よし!どくをあびせられて少しは有利になった。


「おかしいなぁ?まぁえっか!ピッピ、ものまねや!」
『ピッピー!』
「え!?」


ピッピはどくのこなを出してきてベイリーフもどくを浴びてしまった。ベイリーフは毒に弱く力尽きて倒れてしまった。


「ベイリーフお疲れ様…ゆっくり休んでね。」
「あんたのベイリーフ、オスやったんやな!なんだかえらいかわえーからメスやとおもてたわ!」
「へ‥?なんでわかったんですか?」
「おっと、黙っとこうとおもうてたんやけど、口が滑ってしもたな。ま、いい。ピッピにはメロメロボディという特性があるんや。ベイリーフはピッピにメロメロで攻撃が出来なかったっちゅー事やな!」
「そ、そうだったんだ‥。」


私、気付けなかったなんて‥ベイリーフごめんなさい。絶対、勝ってやる!


「いけ!モココ!」
『メエー!』
「ピッピ、ゆびをふる!」
『ピッピ、ピッピ!』
「モココ、振ってる隙にたいあたり!」
『メー!』


ピッピは毒の効果もあり一撃で瀕死になった。


「ピッピ、お疲れ様や!行け、ミルタンク!」
『ミルミルー!』
「ミルタンク、メロメロ!」
『ミルゥー!』
「モココはメスだから効かないわ!モココ、ずつきよ!」
『メェーー!』
「決まった!」
「メスか‥!ミルタンク、ふみつけ!」


ミルタンクの攻撃が命中。ものっ凄い威力だ。でも、これできっと!


「ミルタンク、ころがる!」
『ミ‥ルミ‥!』
「ミルタンク、何で動かないんや‥!」
「モココの特性、せいでんきよ!触った相手を麻痺状態に出来るんです。さっきふみつけでモココに触ったから‥」
「ひー!んなアホなー!」
「よし!モココ、最大パワーででんきショック!」
『メエーーーー!!!』


ミルタンク、戦闘不能。





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