成長した仲間達と2
「ベイリーフ!どくのこな!」
『ベイッ!』
「さすが!命中よ!これで勝負は貰った!」
「へへっ!甘いね、おねーちゃん!」
「へ?」
「トランセルはね、だっぴってゆう特性をもってるから毒状態なんてすぐ治っちゃうんだ!」
そ、そんな…!はっぱカッターはほぼ無意味、こうごうせいしたいけど多分している間に攻撃されたら負けてしまうだろう。ここはたいあたりにかけるしかない!
「ベイリーフ!ひたすらたいあたり!」
「トランセル!こっちもひたすらたいあたりだ!」
熱いたいあたりのやり合いで先に倒れたのは…やはりベイリーフだ。しかしトランセルもだいぶ弱っている。
「よく頑張ってくれたわベイリーフ!ゆっくり休んでね。いけ!モココ!」
『メー!!!』
「でんきショック!」
「トランセルかわせ!」
トランセルかわしきれず一撃必殺。ベイリーフの頑張りも合わさりの結果。
「モココよくやったわ!ここまでのみんなの頑張り、無駄にしない!次はきっと一番の強敵だけど絶対に勝つわよ!」
『メェ!』
「いいね!凄く楽しい勝負だ!ご予想通り…いけ!ストライク!」
『ストラーイク!』
どうやらストライクは予想外にもベイリーフのどくのこなの効果で結構弱っているご様子だ。
「どうやらストライクはあともう一息で倒せるみたい!頑張ってモココ!」
「ふふっ…お姉ちゃん、甘いよ!」
「‥え?」
「僕のストライクは‥オボンの実を持っているのさ!」
ストライクはオボンの実を食べて体力を回復した。全回復ではないが、防御力の高いツクシくんのストライクの体力を減らすのはなかなか大変だ。
「そんなぁ‥!いや、負けるもんか!モココ、でんじは!」
でんじはは命中。いくら強いストライクでも麻痺と毒を持っていれば勝ち目はある!
「モココ!でんきショック!」
「ストライク!でんこうせっか!」
でんこうせっかでかわしながらの攻撃。やっぱり攻撃力が高くでんこうせっかでも大ダメージだ。
「モココ!でんきショック!」
「でんこうせっか!」
またまたかわし攻撃される。まずい、もう一度攻撃されたら瀕死してしまう!どうしよう!
「とどめのでんこうせっかだ!」
「モココ、でんきショーック!」
『メェーー!』
嘘‥!モココのでんきショックが命中したらしくストライクは戦闘不能になっていた。
「麻痺して動けなかったか‥そして、毒の効果プラス効果抜群の電気技が命中。ストライク、お疲れ様!」
なるほど‥でんじはの効果か。って電気技は効果抜群!?ストライクって‥虫ポケだよね!?まぁいいや、私勝ったんだ!「モココー私達勝ったよお!ありがとう!」
モココを抱きしめた瞬間、モココは体力の限界だったのか私に倒れこむ。
「お疲れ様、モココ。」
「‥お姉ちゃん、悪いけど僕にはもう一匹ポケモンが居るんだ。」
「ええーっ!?そんなぁ‥じゃぁ、また私の負け‥。」
私は肩をガックリ落とすと、ボールがカタカタ鳴った。
『トゲトゲ!!』
「トゲピー!あなたはまた勝手に出てきて。駄目よ、まだまともにバトルした事ないでしょ!初がジム戦なんて‥。」
『トゲ!トゲピー!』
トゲピーは私の話も聞かずにフィールドに立つ。
「どうやらそのトゲピーは凄くやる気があるみたいだね。じゃあ、行かせてもらうよ!行け、コクーン!」
そんな‥無茶な。あのコクーンのレベルはトゲピーの三倍くらいあるだろう。でも、後戻りは出来ない!
「ええい、トゲピーじんつうりき!」
「コクーン、どくばり!」
お互いの技がぶつかり合う。何と大きなレベルの差があるにも関わらず、じんつうりきはコクーンに大ダメージを与え、どくばりはトゲピーにはあまり効いていなかった。これはいけるかも!「トゲピー!連続でじんつうりき!」
「連続でどくばりだ!」
お互い攻撃が命中しあい、トゲピーは毒を浴びてしまい大ピンチだ。こうなったら!
「「最大パワーでじんつうりき(どくばり)!」」
‥‥‥‥‥。コクーンは倒れている。そして、トゲピーも‥。はあ、やっぱり無茶だったか。
『トゲトゲ!』
「え!?トゲピー、生きてる!?」
トゲピーは私に抱き着いてきた。私はトゲピーを抱き上げる。
「ありがとうトゲピー!あなた最高だよ!」
『トゲトゲ!』
「うーんここまでか。お疲れ様、コクーン!」
「ツクシくん、ありがとう!」
「凄い!君ポケモンに詳しいんだね!ストライクが飛行タイプも持っていて電気技が効果抜群なのも、じんつうりきみたいなエスパー技が毒タイプも持ってるコクーンは苦手だって事も知ってたんでしょ!あーあ、僕の研究もまだまだだ!」
あ、そーだったんだ。普通に、まぐれでした!とはもちろん言えず‥。
「あは、はははは‥!じゃぁ、バッジをくれるかな?」
「うん!分かったよ このインセクトバッジを持って行ってよ!これをもってるといあいぎりが使えるようになる!そしてとんぼがえりのわざマシンもあげるね!」
「わー!こんなにいっぱいありがとう!」
私はツクシくんをぎゅーと抱きしめると、ツクシは照れたように笑った。ツクシくん、ちょー可愛いな!
「‥お姉ちゃん、僕がもっと大きくなったらまたバトルしに来てよ!その頃にはお姉ちゃんを守れる位強くなってるし、絶対に負けないからね!」
「うふふ…もちろん!でも私だって負けるつもりないからね!」
私は笑顔で手を振ってヒワダジムを後にした。
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