ヒワダジム



ヒワダジム前到着。よし!今回こそ一発勝利するぞ!
気合いを入れてジムに足を踏み入れた。すると確かキキョウジムにも居たグラサンおじさんと目があった。


「よっナマエ!このジムはツクシが作った虫ポケモンの巨大な巣だ!ツクシはまだ若いのに虫ポケモンを使いこなす。」
「な、何で私の名前を!ふうん、今回は虫ポケモンの使い手なんだ‥。」
「えっへん!アドバイザーとして、ジム巡りをしているトレーナーの名前は全て覚えているんだ。さぁ、アドバイスがないと辛いだろ?よーし任せとけ!」
「へえー、凄いですね!はい!お願いします!」
「草タイプと虫タイプはもの凄く相性が悪い!要注意だぜ!」


その台詞、どこかで聞いたような‥。ああ、そんなに哀れな目でベイリーフを見ないでよ。今回も相性は悪いのか。ま、ここを乗り越えればきっと次のジムは有利なんだな!うん!


「アドバイスありがとうございます!行ってきまーす!」


グラサンおじさんの返事も聞かずに私は扉に入った。なるほど、確かに巨大な巣だな。あのイトマルの乗り物に乗ってあみだみたいなっているロープを進むのか。キキョウジムと違って少しは楽しそうな乗り物かも。弟子らしき人達もキキョウジムより沢山いる。だが、みんなまだ幼い。きっと年下だろう。よし!修業だ!
私は先頭をメリープにして、わざと遠回りをして弟子を全員倒した。なんだ、このジム意外に楽勝かも!赤いレバーを引いて、いよいよジムリーダーの元へ。
お、この子も年下かな?負けるわけにはいかないな!バトルお願いします!


「僕ツクシ。虫ポケモンの事なら誰にも負けないよ!なんたって将来は虫ポケモン研究で偉い博士になるんだから!」


うん、こんな若くでジムリーダーになれたんだもの。君なら博士になれる、間違えない!


「‥という訳で僕の研究成果見せてあげるよ。行け!ストライク!」
「頑張ってベイリーフ!相性が悪くたってあなたなら楽勝よ!」
「ストライク、きあいだめ!」
『ストラーイクッ!』
「ベイリーフ!そのすきにたいあたりよ!」
『ベーイ!』


たいあたり命中、よし!ってあれ?ストライク、あまり傷ついてない?


「もう一度たいあたり!」
「ストライク!でんこうせっか!」


ストライクの攻撃がベイリーフに直撃。でんこうせっかは威力が弱いはずなのに、ベイリーフに大ダメージを与えた。


「ベイリーフ!も一度気をとりなおしてたいあたり!」
『ベイー!!』


たいあたり命中。だがやはり、ストライクにはあまり効いていない。


「ストライク!とんぼがえり!」
『ストラーイク!』


効果も抜群でベイリーフは先頭不能になってしまった。そしてストライクはツクシくんの元へ戻っていく。


「なんて攻撃力も防御力も高いストライクなの‥。さすが、その若さにしてのジムリーダー!」
「これが僕の研究の成果さ!行け、トランセル!」
「行くのよ!メリープ!」
『メェー!』
「トランセル、たいあたり!」
「でんきショック!」


お互いの技が命中しあう。その後もでんきショックとたいあたりのやりあいでメリープが勝利した。だが、メリープも大量は半分以下だ。


「ありがとうメリープ!もう少し頑張って!」
『メェ!』
「行けストライク!」
「メリープ、でんきショック!」
「ストライク、でんこうせっか!」


メリープはでんきショックをする前にでんこうせっかで倒されてしまった。


「メリープ、お疲れ様…ボールでゆっくり休んでね。」


メリープをボールに戻す。私は頭が真っ白になって、床に崩れ落ちる。


「ストライク偉いぞ、お疲れ様!みんなみんな、僕が年下だからってナメないでよね!」
「ツクシくん‥ごめんなさい、ありがとう。私、もうちょっと修業して明日出直して来ます。」
「‥うん、待ってるよ!」


私はジムを後にし、ポケモンセンターへ向かった。



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