冒険の始まり
無事ヨシノシティに到着。
チコリータ沢山戦って相当疲れただろう、迷わずポケモンセンターへ直行!
「あなたのポケモンを休ませてあげますか?」
「はい、お願いします!」
生のジョーイさん、可愛いなぁ。テレビでやってたみたいにジョーイさんって本当に皆同じ顔なのかな…?
チコリータを回復させてもらってポケセンを出ると、見知らぬおじいさんが場所の説明や案内、おまけにランニングシューズまでもくれた。
ワカバからここまでに会った人達は本当に優しい。私を新米トレーナーだと見抜いて、いろんな事を教えてくれる。旅って最高!
初めての事ばかりで疲れたけど、ウツギ博士が急いでとか言ってたから頑張らなきゃ。
30ばんどうろに足を踏み入れる。よし!ポケセンじいさんちまでもう一息!
「おまえさん、ちょいとまて!もう一つお礼をするのを忘れてた!」
「あ、さっきの案内おじいさん!」
「ちょっとポケギアを貸してくれぃ‥‥‥‥よし!マップカードを読み込ませたぞぃ」
「あ、ありがとうございます!」
「礼なんていらんわぃ、よい旅をな〜。」
おじいさんは去っていった。お礼を忘れてたって、私がお礼する方なんだけどな。ああ、このジョウト地方の人は本当に優しい、またもわ涙が出て来そうになるのをぐっと堪えた。
30ばんどうろを進んで行く。そこら辺に有り難く道具は落ちてるし、ポケモンじいさんの家と間違えて尋ねた家の人からはぼんぐりケースを貰った。
しかし出てくる野性ポケモンは、飛行タイプのポッポや虫タイプのキャタピーなどばっかり。草タイプのチコリータは辛いだろう。それでも何とか勝ち進みながらポケモンじいさん家到着。
ガチャッ―
ヨシノシティについたらへんから思ったけど、みんな家の鍵はかけないのかな?危ない危ない。盗っ人が現れても知らないよー。あ、うちもいつも開けっぱだった…!
無事にポケモンじいさんから珍しいたまごのようなものを受け取った。
「必ずウツギ博士にお渡ししますね。おじゃましましたー!」
「ありがとう。お気をつけて!」
よし!第一試練突破!この調子でワカバへ戻ろう!
プルプルプルプル―
ん?ウツギ博士から電話だ。
「もしもしナマエちゃん?大変なんだ!」
「どうしたんですか?」
「えーと、えっととにかく!大変だから今すぐ戻ってきて!」
ツーツーツー―
どうしたんだろう。何がおきたかぐらい言ってよ博士…。それにしても凄い慌てようだった。もしかしてヒビキくんのマリルが見つからなかったとか!?急がなきゃ!私はヨシノシティまで全速力で走った。
[ 7/39 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]