拍手御礼@
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「…何やってんだよ」
失礼だが自分の同期は、こんなに馬鹿だったか、エレンは頭の中で思った。
いや、もともと馬鹿な奴もちらほらといるのだが。
今日は食堂で昼をみんなで食べないか、というサシャの提案で集まった。
その提案に、「めんどくせえ」などと言っていた人物たちが、一番はしゃいでいるように見える。
「ばっかじゃねえのコニー!ふ、くくっ腹いてぇー」
「なんだよジャン!お前がやってきたんだろ!」
「エレン、おかえり」
「え、ちょ!ミカサ行かないで!僕一人じゃ押さえらんないよ!」
「アルミン、手伝う」
「ありがとうライナー…」
なんとなく、何があったかは予想がついたな。
コニーの頭にあるケーキを見れば。
ジャンが投げたんだろう。
せっかく全員分の皿を持ってきたというのに、意味がなくなってしまった。
あきれた表情のエレンに、駆け寄ってきたミカサが言った。
「サシャが待ちきれずにケーキを食べようとして、止めようとしたコニーがつまずいて」
「ジャンにぶつかって、怒ってサシャからケーキ奪って投げたってわけか」
「さすがだね、エレン」
「ベルトルト、お前はなんか楽しそうだな…」
「ん?はは、賑やかだなあ、と思ってね」
「ジャンは短気だからおもしろいね」
「その前に止めろよマルコ」
「ははっまあね」
確かに賑やかなのは良いのかもしれないが。
いつも無関心なアニも来てくれていた。
この空間にいることに対しても、嫌だとは思わなかった。
なんだかんだと、この場所はとても暖かい。
「エレン!」
「ん?ぶっ!?」
「わっはっは!引っ掛かったなばーか!」
「ぷーっ!エレン顔ケーキだらけじゃん!」
「コニー、人のこと言えないだろうが」
「私のケーキがああ!」
「……ジャン、お前にもケーキくれてやるよ!」
「ぶばっっ!?こんのやろっ…!」
「うわああっ…」
ああ、もう。
本当にどうしようもなく馬鹿な仲間だけど。
大事にしたい、と甘い甘いケーキを顔面に受けながらエレンは思った。
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このあと兵長が来て、ケーキまみれになったエレン見つけてお持ち帰りした話も書きたい←
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