スクアーロはとてもかっこいい。背高いし、大人だし、収入も高くてなんだかんだ面倒見がいい。落ちる。これはどんな女も落ちる。私も落ちた。もうメロメロ。…まぁこんなこと、スクアーロには言えないけど。
長きにわたる同僚生活を経て最近やっと恋人に昇格。いやーヴァリアーの幹部になるより大変だった。
私は入隊時にスクアーロに一目惚れしてから一筋だけど、スクアーロはその頃はとっかえひっかえの来るもの拒まずだった。それを思い出すと、今も複雑な気持ちなわけですよ。
「ね、スクアーロ?」
「何の話だ。」
「スクアーロは昔からモテたよねって話。」
「そうかぁ?」
「そうだよ。何人も付き合ってたじゃん。」
「あれは…んな真剣なもんじゃねぇ。」
「でも!付き合った。」
「妬いてんのかぁ?」
「ち、違うよ!」
私は全然そういう経験とかないのに、スクアーロは私の知らない人とって思うとムカつくだけだもん。羨ましいだけだもん。
紅茶を飲んでそう言うとやっぱ妬いてんじゃねぇかぁと頭を撫でられた。
意味わかんない、撫でんなバカ。って目で睨んだらスクアーロから思いもよらない言葉をかけられた。
「なんだなまえ、誘ってんのかぁ?」
「え―…!」
どん、と肩を押されて私はベッドに横たわる。上にはスクアーロがいて私の右手首をシーツに縫い付ける。
「な、に…」
「なまえ。」
「や、だめ…っん、」
スクアーロが私の名前をすごく優しく呼んだから、何がしたいかはすぐにわかった。私の脚の間に膝を割り入れ、首筋に唇を這わす。
「スク、待って、や…!」
「もう十分待った。」
「へ…?」
「何年だと思ってる。十四でなまえに会ってそれからずっとだぁ。もうずっと待ったぁ。」
「それって…」
「好きだ、なまえ。欲しい。」
大きく心臓が鳴った。断れるわけない。理由もない。初めてとか怖いとかそんな不安たぶん我慢できる。それくらい今、胸の中がじんとした。
「いいかぁ?」
「…バカ。」
目瞑ったらスクアーロからキスが降って来てそのうち舌が絡みだす。案の定私はびくついて、スクアーロの腕のワイシャツを握る。角度が変わるたびに聞こえる水音と鼻にかかったような私の声が恥ずかしい。
「ん、ぅ…」
「怖くねぇからなぁ、大丈夫だぞぉ。」
「うん。」
スルスルと私の服を脱がして自分もワイシャツを脱いだ。脱いでみるとやっぱり恥ずかしくて「電気消して」と月並みなお願いをした。
スクアーロがブラのホックを外してそれを取り去る。無理ってわかってるけど一応両手で隠してみた。
「隠すな、見てぇ。」
「な、なに言って、!」
スクアーロが私の両手を簡単に退けて、ペろりと頂を舐める。ぴくん、と脚が突っ張って、それに気づいたスクアーロが優しく太股を撫でる。スクアーロの指が膣に入って来て異物感に顔をしかめる。、ちょっとだけ、痛い。けど大丈夫。スクアーロがずっと私の手、繋いでくれてるから。暖かい方の手で。
「あっ、や、スク、そこ 変…だよ !」
「イイんだぁ、気持ちいいってことだからなぁ。」
「んっ、あ!」
「そろそろ、いいかぁ?」
スクアーロがベルトのバックルに手を伸ばす。出てきたそれの大きさに言葉を失う。絶対入んない。なにそれバケモノ。
「いくぞぉ。」
「や、むり、それ絶対無理。」
「大丈夫だぁ。」
「待っ…あぁっ!」
ずん、と下腹部に鈍痛。ど、しよ。痛いし、怖い。スクアーロ、スクアーロどうしよう私怖いよ。
「っは、あ…や、入んない。ぅあっ、いた、」
「なまえ、上手くやろうとしなくていい。俺に集中しろ、他のことは考えんな。」
「あっ、んん!」
途中までしか入んなかったみたいだけどスクアーロはゆるゆると律動を始めた。こんなに痛いのに結合部からは厭らしい音がして、私も自然と声を漏らす。
「あっ、あっ スク、んぅ!」
「ヨくなってきたかぁ?」
「ひゃ、や!だ、だめ、あん!」
「は、狭ぇ なぁ…」
ぐ、とスクアーロが奥を突いてもうだめって思ったら、意識も飛んじゃったみたいで朝起きたらスクアーロに抱きしめられてた。
君を受け入れた痛みが胸を焦がす
「っは、スク、アーロ…」
「かわいい、なまえ。」
「そ、そういうことは言わなくていい!」
「照れんなぁ。」
「う、ううるさい!私は、誕生日おめでとうだけ言いたかったの!」
「あぁ…Grazie。」
朔さま&みきさまリクエスト:処女ヒロインで元カノに嫉妬
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