201号室





こ…これは、俺の幻覚なんですか…?

どうなんですか神さま!?


「舜…その…やはり、おかしいだろうか…?」


目の前に立つ元就。
それはいいんです、それはいいんですよ。
いつも通りですよ。

問題(?)は…


「竹中が、今日はこういう日なのだと言っていたのだが…」


超ミニスカートの魔女コスプレ姿の元就さんですよ!

なに!?どうしたの!?
なんか心境の変化でも……って、え?
お隣の竹中さん?

なんで竹中さん??


「あやつも同じ服を着ていたしな」


なにやってんの竹中さん!?

…でも竹中さんも似合うかもとか思ったりした俺は駄目な人間ですか?


なんて俺の無意味な葛藤は置いといて。
なぜかカボチャも貰ったのだと見せてくれたのはオレンジの…


『(あ、なるほどねー!)ハロウィンか』

「さすが舜、博識なのだな!」


いやいやいやいや、目をキラッキラさせながら言ってくれますが、違いますから。
全然博識とかじゃないですから。


「では、この格好は行事に則しているのか?」

『…………………ああ』


セクシーコスプレを仮装カテゴリに含めた俺は弱い人間です…。


だって違うって言ったら元就着替えちゃうじゃん!!(逆ギレ)
嫌ですよそんなもったいない!
絶対嫌だ!断固反対です!

なんて無駄な主張を心の中でしていたら。


「……舜」

『(え…?……!!!!!)』


…えええぇぇぇっっ!!!??
お花ちゃんに抱きつかれたーー!!!!
えっ!?ちょっ…どうしたの!??いつもはアナタ、焦れったいほど恥ずかしがりじゃないですか!?(まぁ、そこがいいんだけど)

もじもじしてたと思ったら、こんなサプライズを企ててたんですか!


「…これも、今日やることなのだろう?」

もしかしてハロウィンのいたずらのつもりなんですかっ!?



…竹中さん、超グッジョブ!!





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