童話

2010/02/20 09:06


一番大きながらがらどんが女主のモデルです。

ちなみに人任せな小さながらがらどんは第二主(笑


まあそんなわけで(どんなわけで?)以下は思い付きの童話パロです。
オチなし注意!ついでに原作のタイトル忘れてました。





* * * * *






【カエルの王子さま】




お姫さま…元就
カエル…第二主人公




とある国にそれはそれは美しいお姫さまがいらっしゃいました。そのお姫さまの美しさといったら、世界中をまわって世界中の方々をご覧になっているお日様でさえ、お姫さまより美しい方は一度も見たことがないというくらいでした。

ある日、お姫さまはお城のそばにある、大きな深い池のそばで遊んでおりました。
その日も、お姫さまは持っているおもちゃの中で一番大好きな金の鞠を大切に抱えています。
何しろ、その金の鞠は…うんぬんかんぬん…お姫さまが遊びはじめ…なんたらかんたら…

その時です、強い風が吹いて…〜…手を滑らせて…〜鞠が池に落ちてしまいました。
…中略…

お姫さまは池のほとりで泣いています。


『………ぐー…』


お姫さまは泣いています。


『……………ぐーぐー…』


泣いています!


『………………(微動だにせず)』


「おい舜、起きろ…お姫さま(元就)が泣いてるぞ」

『……俺には聞こえない…』

「呪いが解けないぞ」

『カエルも…悪くない、よ…』

「…話が進まないだろ」

『…あ…だめ……もー…むり…、限か……(ぐー)』

「……………」









「…元就」

『…?大輔?』

「悪い…舜が起きない。今日はちょっと中断だ」

「(ガーン!)…しゅ、舜様ぁ……舜様はやはり我のことがお嫌いなのだな……」

「いや、違うだろ。あいつはお前にべた惚れだがら心配するな」

「気休めを言うな、…きっと舜様は我とのキスやベッドシーンがお嫌だったにちがいない…」

「舜も本当にずっとはしゃいでいたんだ。何故か急に眠ってしまったが……泣くなよ、多分何かの間違いだから…な」



(泣き出した元就を第一主人公が慰めつつ終了。多分直前に飲んだコーヒーに原因があると思われます)





* * * * *






【眠れる森の美女】




お姫さま…第二主人公
王子さま…政宗




昔々のその昔。ある国にそれはそれは美しいお姫さまが(略)


噂を聞いた王子さまが是非とも一目会いたいと、イバラに囲まれたお城にやって来ました。

お城を守るように取り囲んでいるイバラは噂以上に固く、鋭い棘も生えています。ですが、その恐ろしいイバラを前にしても勿論王子さまの決意は揺るぎません。

しかしどうしたことでしょう!王子さまがお城の大きな門の前に立った途端、あれほど生い茂っていたイバラが、するすると退いていくではありませんか!
まるで王子さまの為に道をつくってくれたかのようです。





『……………』


「……………」


『…いや、道作れよ』


「……(フルフル)」


『オレは王子、お前はイバラ、そしてこれは劇だ。you see?』


「……(コクリ)」


『ならどけ。道を開けろ』


「……(フルフルフルフル)」


『いいから開けろっつってんだろ!』


「……(帰れタコが、というポーズ)」




(結局乱戦、芝居中断)





* * * * *






小太郎乱入。きっと眠れる森の美女の撮影は小田原のお城でやっているんでしょう。



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