センター

2010/01/18 07:39


受験生の方々にとってはいよいよ勝負どころが続き始める時期なんでしょうか。
毎年このニュースを聞くと自分の時とか思い出してしまいますよ。
…しかし思えばあの時から結構経ちました……


…なんて、どうでもいい昔話はともかく、以下は全く関係のない小話です。
もろもろフォルダの女主人公&政宗プッチシリーズから。
若干(?)下品なのでご注意ください。





* * * * *










湯殿の中、先程まではしゃいでいた梵天丸がぴたりと止まる。
急にどうしたのかと、遅れて孟隻も洗う作業を中断した。

「梵天?」

呼び掛けても反応しない梵天丸は、じっと一ヶ所を見つめ続けていて。
その箇所から、ようやく孟隻にも理由の見当がついた。

「…ああ。これはな、大人になると取れるのさ」

『えっ…!?うそだ!』

「お前だって歯は抜けたことがあるだろう?」

素直に頷く梵天丸に、同じようなものだと当たり前のように言ってのける。

『でも…』

「小十郎にはついていたか?」

『ついてた!』

「なら小十郎はまだ大人じゃないんだな」

『だって小十郎はもう元服してるんだぞ!?』

「元服なんかただの儀式じゃないか。十でやる奴もいるだろう」

それに、私の方が大人っぽいだろうと自分を指す。そう言われれば、大柄な孟隻は確かに小十郎よりずっと大人のように見える。

梵天丸の胸に妙な納得が生まれ、顔に静かな衝撃とわずかな失望が現れる頃。

「今しかついていない物だ。大事にしてやれよ」

そう優しい声で言われ、素直に梵天丸も頷いた。










「…あの頃はあんなに素直だったのにな」

『……アンタが昔っからそんなだから今のオレがあるんじゃねーか…』

ふっと、遠くを見るような目をした孟隻の横で、政宗は苦虫を噛み潰したような顔でいる。

「あんな嘘を数年間信じているような子だったのに」

『おかげで数年後さんっざん馬鹿にされたけどな!!』

遠乗りに行くと言って孟隻が城を出てすぐ。城門に辿り着く前に政宗が止めたのだ。

…まぁ、それが遠乗りどころの距離ではなく、政宗によって禁止されている四国への旅行だと本人にばれたからなのだが。

「まだ根に持っているのか?」

『Of course!!鬼庭に言われて成実に広められて未だにネタにされんだぞオレは!』

「私だってあの後女だとばれてしまったし、小十郎に散々絞られたんだぞ」

『Shut up!アンタは自業自得だろうが!』

「…む…しかし、ちん〇が取れるなんてよく信じたな」

『!?』

「三日くらいでお前のほうから怒鳴り込んで来ると思っていたのに」

『…!!』

「あんまり気付かないからあの時私は忘れていたくらいだ」

からからと笑う孟隻と、いよいよ真っ赤になった政宗。

あんまりすぎる孟隻の発言に、ついに政宗の怒りが爆発する。

…かと思いきや。


『………そんだけアンタのこと信じてたんだよそのくらい分かれ馬鹿っ!!!』


茹でたような顔と最大限目を吊り上げているくせに、そんなノロケなことを叫ぶものだから、孟隻まで珍しく驚いていた。










「……遠乗りは?」

『No!絶対許さねぇ!』

「…いえす、ぼす」

『Darling!』

「仰せのままに。Darling…」





〜〜〜
孟隻がDarlingだけ言いなれてるのは言わされ慣れてるから。

…って、結局何が書きたかったかといいますと、大好きな人に言われたらちん〇取れちゃうとかいう無茶苦茶な話も信じちゃうちみっ子政宗はかわいいということです。(長;

普段疑り深い人が特定の相手の言うことだけ鵜呑みにしちゃうとか可愛くないですか。
そして気づいて照れて怒るとか。

私の中では佐助や元就も同じくくりなんですけどね?かわいい(*´Д`)

幸村や小太郎にはない萌えだと思います。元親は乙女だから多分騙されないだろうし。

あと付いてないんだから孟隻は女かもしれないってことにビタ一文気付かない政宗とか書きたかったんです(-ω- )



…あーもう今日の日記長すぎるorz



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