女主人公

2010/01/03 12:17


他所の素敵サイトさまで素敵な女主人公さんを読み、触発されたとかは内緒ですよ。
通報厳禁です。


…さてそんなわけで、前置きをすっ飛ばしていらん語りを続けてしまいますよ。
※駄絵注意


女主は豊臣・本願寺・前田・明智は多分スルーするでしょう。毛利も。
ちょっかい出されない限り普通の軍止まりの認識な気がします。


九州の二人とは仲良くなりそう、というかザビー軍は面白がってしばらく従軍しそうです←
捜索に来た佐助とかに見つかって引かれるとより良い感じです。


しかしなんと言っても長曾我部。西なら間違いなく一番仲良くなりそうなのが元親さん。「よう兄弟!」的なノリで気が合いそうです。

親しくなったら女主がアニキ相手に兄貴風吹かせてアニキが徐々に姫化していくと更にベストです。私的に。いや私的以外の何かはあるはずがないんですけども。

以下の絵はそんな妄想の産物です。





兄弟的な意味で慕う元親と恋愛的な意味で慕う政宗がどっちが大事にされてるか競い合ったりしたら無駄に萌えます。

以下はそんな妄想の産物です。


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近頃の政宗はまるで生娘のようだ、と何処かの忍が言っていたが、まったくその通りかも知れないと思い知る。
久しぶりに会ってしばらく、話題は世の情勢でもなければ作物の出来でもない。

先程から政宗が話す話題はただ一つ。
自分の恋人、孟隻についてだけだ。

以前のストイックさはどこへやら、今の政宗は初めて恋人ができた少女並みに有頂天な舞い上がりっぷりだ。
それはもう、笑顔の後ろに幻覚の花が見えるほどに。

『……………』

勿論こんな時は、一国の主で初陣も筆下ろしもとっくの昔に済ませた男がどうして今更、と思うのが周囲としての正常な反応だろう。


が。


『……俺だって…』

「Ah…?」

『俺だって孟隻と遊びにくれぇ行くんだっつうの…』

それまで黙って聞いていた元親が、若干不機嫌そうに口を挟む。
こんな反応は政宗としても予想外、というか、周囲の全員の想定外だ。

『俺だって街で遊ぶし、飲み明かして語り合ったりすんだからな!孟隻がお前ぇだけのもんだと思うなよ!』

そう叫んで立ち上がった元親の足元には空の大瓶がゴロゴロと。
完全にできあがっているのは一目瞭然で。

「Ha!勝手に言ってな!孟隻はオレだけのもんだ!」

しかしそんな元親を受けて立った政宗の足元にも同じように瓶がゴロゴロと…。目は座り、足元はふらつく状態なわけで。

『この前だって稽古つけてくれたし、筋が良いって褒められた!』

「そんくれぇオレだって褒められてんだよ!オレはその後の風呂も一緒だ!」

『俺だって!それにな、孟隻は俺の髪が気に入ってんだよ!綺麗だっつっていつも洗ってくれんだからな!』

盛大な衝撃音が聞こえてきそうな発言に、これまた盛大に衝撃を受ける政宗。
しかしそれ以上に衝撃を受けたのは勿論回りの将兵たちで。

「なっ…!浮、きっ」

『寝る時だって手ぇ繋いで一緒に寝る!』

爆弾発言に意識が遠退いたのは一人や二人ではすまない。
勿論、中心にいる元親と政宗はそんなことは気にもしちゃいないが。

「……っオレだって一緒寝る!それに、孟隻はいっつもオレの好きなだけぎゅーってしてくれんだからな!Kissだっていっぱいしてくれるし………お前が一番可愛いって言ってくれたっ!!」

『…!!!!』

「孟隻は面食いだからな!オレの方が好きに決まってんだろ!」

そうですぜ筆頭!というヤケクソ気味な伊達軍の合いの手は、既に心の声を通り越して絶叫気味に漏れている。
となれば当然、負けるなアニキ!の長曾我部軍コールも巻き起こってくるわけで。

『…お、俺だって美人だって褒められた!良いコだって撫でてくれたし…!』

「ウソだ!」

『嘘じゃねぇ!孟隻が言ったんだから俺はび、美人なんだよ!』

「Ha!オレの方が美人だ!なんたって孟隻が一番っつってたからな!弟扱いは引っ込んでろ!」

『うるせぇ!お前ぇみてぇな田舎もんに兄貴は渡さねぇ!一昨日きやがれってんだ!』

…そんな、ますます悪化したいく暴露大会の中、孟隻に対する周囲の嫉妬と羨望と謎の尊敬だけが高まっていった。

おわり



…って、なんか当初の予定と違う話に。あれ…?
なんかもっと乙男と乙男の言い争いになる予定だったのにー(・_・;)



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