めーにち

2010/12/03 07:41


実は12月1日は小早川さんの忌日だったそうで。

と、いうことで(not 脈絡)
小早川秀秋なりかわりいっちゃいます。
キャラ出ない&命日とはまったく関係ない小ネタなのでご注意ください。






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【設定】
・小早川秀秋なりかわり
・美形男子
・第三主人公の(無双時代の)義弟
・シスコン





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この前姉上が陣羽織を見せに来てくれた。陣羽織というよりはどちらかというと外套に近かったけど。とか、そんなことはまぁ、どうでもいい。
ただそれが素晴らしく姉上に似合っていて、えもいわれぬほど格好良かったことが重要なんだ。深い黒地にはしっかと脚を踏ん張った金の獅子が描かれていて、その姿は姉上ほどとは言わないけれどたいそう力強い。周りに散る炎や華もそれはそれは鮮やかで艶やかで。
伊達さんの見立てらしいけど、思わずうっかり唸ってしまった。悔しいが伊達さん、いい仕事だよ。今まで衣に無頓着な姉上の服を選ぶのはおれだけの役目だったのにさ。
でもその陣羽織を着た姉上は本当に本当に格好良くて、舜さんも大輔さんも三成くんまで手放しで誉めてくれたらしい。三成くんまで誉めるなんて本当に珍しいけど、それも仕方ないような着こなしだから仕方ないわけで。
だから、おれとしてはどうしても姉上と揃いの陣羽織が欲しくなってしまったんだ。贅沢は決してほめられた事じゃないが、普段あまり言わない分たまには言っても構わないだろう。家臣だってだれも何も言わなかったし。
おれとしては勿論同じ黒の陣羽織を誂えるつもりだったけれど、なぜか天海さんが不気味に笑いながらすり寄ってきたから気味が悪くなって止めた。
それでもどうしても諦めきれず、色は姉上の陣羽織に縁取りとして使われていた猩々緋に決める。おれは顔が幼い分こういった暖色も似合わなくはないけど、でもやっぱり姉上ほどは似合わないなぁ。
背中の紋様は当然金獅子…と思ったのになんだか爺やたちが仕立て屋にうるさく言い含めて家紋の違い鎌にされてしまった。
悔しいから色だけは姉上と対の銀糸にしたけど……というか結局これじゃあもう全然別物じゃないか。まったくどうしてこうなるんだよ。形だけはどうしてもと言い張って姉上と同じあの独特なものにしたけれど、考えていたものとは全然違うし。やっぱりおれにはまだ姉上との揃いなんて早かったのかな…。

…と、思っていたが、出来上がりを見た姉上が「お揃いだな」と言ってくれたからやっぱり誂えて良かった。





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てか長ぇーよー
一人語りすぎだろー



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