ラティウム
街の名前で、世界に名だたる
魔法都市。
【始まりの地】と呼ばれることがある。
魔法の発祥の地であり、【すべての
魔法はここに集まる】と言われ、また、実際に
魔法を管理している。
世界中の
魔法が集まる場所のため、街は厳重に守られ、街へ出入りする者も、慎重に精査する必要がある。
外から来る者は、事前にラティウム魔法省へ身分証の申請をしなければならない。
街全体が、ぐるりと城壁に囲まれており、外側から【一の壁】、真ん中に【ニの壁】。
そしてその奥にある、山肌を沿うようにしてそびえる城が
ミルス・クレア魔法院。
街に入るための門(城壁、一の壁)は許可証がないと入れない。
ミルス・クレアの生徒は校章が身分証の代わりになっており、それが許可証にもなっている。
門の中に入るときは、門の警備をする門番に身分証(許可証)を提示する必要がある。
門番に提示した身分証(許可証)が、門をくぐる者と
魔法的波長が一致しなかった、もしくは提示した物に虚偽があった場合は即座に捕縛の陣が発動する仕組みになっている。
ラティウムには、世界中の多くの人が
魔法を求めて集まってくる。
そのせいか、いろんな国の文化が混じり合っているようで、珍しいものがたくさんある。
ラティウムは
魔法の力が働いていて、気候の変化があまりない。
雨が降りにくいのも、季節の変化があまりないのもそのせいらしい。