辛いなら、その手を伸ばせばいい。
それが俺に向けられたものなら、戸惑いなく引き上げてやるから。

苦しいなら、声をあげればいい。例えどんなに小さな音だって、拾って傍にいるから。

暗い暗い部屋の片隅で1人膝を抱える必要もない。
ただ寂しさに震える必要もない。
お前が望むなら、俺がその空間を共有する。
寂しさも共有して分かち合う。

お前が泣けないのなら、俺が代わりに泣いてやる。
笑うことしか出来ないと悲しそうに笑うのなら、その悲しさを俺が受け取ってやる。

だから、どうか。
お前の心で、声で、呼んでくれ。




    May day



end
12/05/01



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