まさのり「こーんにーちはー!」
わたなべ「どうも錦鯉と申します。よろしくお願いします」
まさのり「みんなはさ、リンク切れのサイト踏んだことある?あれさー、騙された気分になるよね!」
わたなべ「いやいや、まあそう言ってやるなよ。仕方ないだろ?リンク切れは」
まさのり「こっちは未完結の長編夢を追っかけてたのに?」
わたなべ「どうせお前もジャンル移行で2、3年そのサイト行ってなかったんだろ?ていうか、何のサイト?今更だけど」
まさのり「夢小説!」
わたなべ「…大丈夫?お客さん置いてきぼりにならない?」
まさのり「大丈夫!みんなオタクだもん!ねー?」
わたなべ「ねー?じゃなくてさ、オタクも色々あるのよ?ほら、腐とか、夢とか棲み分けがね」
まさのり「今日は、夢の女の子のお話だよ!」
わたなべ「おっ!ロマンチックで良いですね」
まさのり「じゃあ、夢主ちゃんには、バトルロワイヤルに参加してもらおうかな!」
わたなべ「やーめーろーよー!あるけどさ、バロトワ夢というジャンルはね。でもさ、まずはこう、手始めに普通にキャラくんと恋愛するんじゃないの?」
まさのり「さて、キャラくん全員にも爆弾装置のついた首輪をつけて… あれ!?」
わたなべ「どうした?」
まさのり「あれっ!?なんだか、急に変な部屋に閉じ込められたよ!?」
わたなべ「おや?これは例の都合の良い部屋ですかね?」
まさのり「あっ!何か、壁に文字が浮かんできたよ!?」
わたなべ「お茶の間に流せる単語だと良いんですけど…」
まさのり「君に恋するお題5選で夢を書き上げないと、出られない部屋!?」
わたなべ「そっちか。書き手の方なのね」
まさのり「くっそー!こんな部屋!こんな部屋!うおおおおー!」
わたなべ「あっ、すごい。すごい勢いで書いてますね」
まさのり「うおおおーーー!…よし!出来たっと!あとは、君の名前を入力するだけにしたよ!君のお名前は!?」
わたなべ「そうそう。夢小説ってそもそもね、名前変換小説サービスの事ですからね。それを利用して、自分とキャラくんとの恋愛小説を楽しめるっていう文明ですからね。」
まさのり「うんうん!君は、#name1ちゃんていうんだね!」
わたなべ「あーあーあー…失敗してるよ…。あのな、こうシャープをname1の前と後ろに…オイ聞けよ!」
まさのり「ようし!他のサイトもめぐっちゃおー!サーチランクに入って…と!」
わたなべ「ありますね、夢サーチ。あれ巡るの楽しいんですよ。夜、眠れなくなっちゃったりしてね」
まさのり「あったあった!説明文に、糖度高めって書いてある!へえー!高いんだ!すっげー!」
わたなべ「お、糖度ね。書いてありますよね。作品の傾向が甘い感じだと、糖度高め。逆にシリアス夢が多いと、糖度低め。この表現、ロマンチックで好きなんですよねえ」
まさのり「このサイトは、糖度16くらいかな?つまり、メロンと同じくらいって事かあ!」
わたなべ「…えらい具体的ですね。あのー、甘さで言うなら果物で表現するより、チョコみたいに甘い、とかの方が伝わりやす……聞いてる?」
まさのり「よし、中に入って…ドリームのリンクを…ポチッ!
あれっ!?パスワード!?パスワードなんてあるの!?」
わたなべ「ありますねー。ちゃんとinfoかabout読まないとね。大抵はサイト開設日とか、〇〇の乱の日とか、例の数字とかね。
我々、パスワードで試されてますから。」
まさのり「ようし!パスワードは、キャラくんの好物を英単語、半角小文字…っと!入れたー!」
わたなべ「よしよし。あとはね、名前を変換して夢を見るワケだ」
まさのり「あれっ!?小説を開いたら、ポップアップが表示されて、キャラくんが「お前の名前は何だ?」って聞いてきたよ!?」
わたなべ「ありますね、そういうタイプの名前変換」
まさのり「こんなの、詐欺に決まってる! くっそぉー!騙しやがって!ブリブリざえもんって入力してやるぞー!」
わたなべ「やめろ!めちゃくちゃになるだろ、夢が…」
まさのり「そういえばさ、みんなはさ、推しじゃないキャラの夢小説って読んだことある!?俺はある!そのうちさ、夢小説読んだだけでそのキャラを好きになっちゃって、本命が変わっちゃう時、あるよね!」
わたなべ「まー…夢小説ってある意味、浮気し放題ですからね」
まさのり「みんなはさ、長編夢の夢主設定ページって、読んだことある!?たまに夢主の設定が細かすぎてさ、自己投影出来なくて苦しい時、あるよね!?」
わたなべ「まあ、サイトによってはね。でも素敵じゃないですか。設定がキッチリしてる夢主ってねえ。
ま、無個性夢主なんてのもありますけどね」
まさのり「みんなはさ、夢小説の後書き、好き!?俺は大好き!」
わたなべ「あー、あれね。私も好きですよ」
まさのり「特にさあ、その夢を書いてた時のBGM書いてあるとさあ、すっごいテンション上がるよね!俺その曲聴きながら、もっかいその夢読んじゃうもんね!」
わたなべ「これね、良いですね。音楽がつくと、臨場感が違いますからね」
まさのり「あ!!そういえばさあ、裏夢ってさあ、あれ、超ーーーーフィクションだよね!あんなイイ雰囲気、ぜっっってーー現実じゃ無理だよね!」
わたなべ「そうだよ!今までずっとフィクションの話してたろうがよ!何なんだ急によぉ!!!」
まさのり「あとさ、みんなはさ、「夢主」をなんて読む!?ゆめぬし!?ゆめし!?俺は、ゆめしゅ派かな!!」
わたなべ「もう良いだろ、そこはよぉ!話が長くなるだろ!人によるんだよ!正解はないんだよ!」
まさのり「長編未完結夢ってさ、あれだけ書き進めておいてさぁ、なんで未完結なんだろうね!?みんなはさ、なんでだと思う!?まず、そこのお前!!!」
わたなべ「やめろーーーッ!やめろ!
もう、やめろ…。やめてください……。色んな事情があるんですよ…」
まさのり「…なんだ、つまんねえ!もう良い!俺、異世界トリップしちゃうもんねーっ!
あっタンクローリー来た来た!ええい、飛び込んじゃえ!」
わたなべ「やめろーーー!夢主以外は、死ぬぞーーー!」
まさのり「うるせー!死んでたまるかーーー!うおおおーー!!!」
(暗転)
まさのり「(目を覚ます動作)渡辺クン…?助けてくれたの…!?ありがとう…////」
わたなへ「いや、一昔前の夢主みたいにスラッシュを使うな!平成は終わったんだぞ!」(頭ペチン!)
…どうも。ありがとうございました。
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