※ショタエイジ









「ぶーーーーーん!」

「こんにちはー!」

「わっお姉さんいらっしゃいです!」

「お父さんとお母さんいるー?」

「そんなことより遊ぶです!」


 いつものように新妻家を訪問したら、玄関前を丁度通りかかったエイジくんに会った。風呂敷を首に巻いて縁側をドタドタ走ってたから多分ヒーローごっこをしていたんだと思う。やっぱり小さい男の子は元気でいいねえ。
 エイジくんに引っ張られて居間にいくとコタツに座らされた。みかんでも剥けって言うのかな?


「みかん食べたいです」

「はいはい」

「お姉さんも食べるです?」

「ううん、いらない。エイジくんはみかん好き?」

「食べれるものなら何でも好きですケド」

「そうなんだ…エイジくんピーマン嫌いそう…」

「嫌いです」

「にんじんとか」

「嫌いです。何でわかるです?お姉さんエスパーです!?」

「違うよ、何となくそう思っただけ。はい、みかん剥けたよ」

「ありがとうです!」


 剥いたみかんをもぐもぐと食べていくエイジくん。なんかエイジくん見てると癒されるんだよね、何故だか分からないけど。にしても本当に美味しそうに食べるなぁ。


「あ、そうだエイジくん」

「何です?」

「また描いた奴見せてよ!」

「良いですよ、ちょっと待つです」

「うん」


 何やら沢山積んである山から一冊の自由帳を引っ張り出しあるページを開いた。


「最近のお気に入りです」

「カラス?」

「イエース流石お姉さんわかるですね!」

「エイジくん絵上手いもん、そりゃわかるよ」

「ねぇお姉さん、質問があるです」

「なに?」

「愛って何ですか?」

「エイジくんそんなの知りたいの?」

「イエッサーです」

「うーんそうだなあ…、わたしのことかな」

「どういうことです?」

「自分で考えてみて!さーてわたしはお父さんとお母さんに会いに行かなきゃ」

「………結局愛って何なんです?」




□□□□
知ってるか。これずっとエイジ風呂敷巻いたままなんだぜ(^ω^)エイジってちっちゃい頃絶対風呂敷首に巻いてヒーローごっこしただろェ…って妄想した結果がこれだよざまぁ!でも嫌いな物が王道な気がするんだ他に思いつかなかったけどな!(^ω^)最後が1925になったのは永遠の謎。

110122

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -