※学パロ








「名前ーーーー!」


 がやがやがやがや。やっとHRが終わったから帰ろうと思ったのに名前がいねぇじゃねぇか。どこ行ったんだ?いつも一緒に帰ってるから、先に帰ってはないと思うんだけど。


「なぁなぁ、名前知らねぇ?」

「知らん」

「そこのお前は?」

「し、知らねー」


 何で誰も知らないんだ?教室にも廊下にもいねーじゃねえか。


「ルフィ!」

「名前、どこ行ってたんだ?」

「ちょっとこっち来て」


 おれの腕を掴んでおれ達の教室に入っていく。名前の後ろ姿は小せぇなぁ。なんか、かわいい。
 あれ、なんでみんないるんだ?机に座っておれ達を見てる。学校終わったよな?なんで帰らないんだ?


「せーのっ」

「「「はっぴーばーすでーとぅーゆー、はっぴーばーすでーとぅゆー、はっぴーばーすでーでぃあールフィー、はっぴーばーすでーとぅゆー」」」

「しししっ、ありがとな!」


 名前のかけ声で誕生日に歌う歌が始まった。そういやー今日はこどもの日だ。
 名前が笑顔でこっち向いてくるから、なんかこう気持ちがぶわーってなって、気付いたらちゅーしてた。名前は顔真っ赤にしてる。かわいいなぁ。


「ちょっと、急に、なに、して」

「おれは!名前と結婚することを誓います!」

「ななな何言ってんのよルフィ!」

「苗字名前。貴方はルフィと一生寄り添うことを誓いますか?」

「ちょ、サンジ!」

「誓いますか?」

「……ち、誓います」

「そうか〜!やったぞ!みんな!」

「ははは、そりゃあたりめーだ」

「そんな…名前ちゅわ〜ん!!!」

「サンジ!名前から離れろ!」


 サンジは危ねえから駄目だ。女ならなんでも目をハートにしてぐにゃぐにゃする。そんで名前まで近づこうとするから駄目だ。


「ルフィ」

「なんだー?」

「誕生日おめでとう」


 そう言って今度は名前から。おれはちゅーをもらった。今年はきっと良い年だ。




□□□□
ルフィ思考が馬鹿だから考え事させらんない難しいなんなの。ルフィかわいいよ、新刊いけめんすぎて。おめでとう。

120505

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