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「…できれば私はお前についてきて貰いたい…。家を裏切ることになるが。」

家に屋敷しもべはたくさんいる。一人くらい失敬したところできっと問題はないだろう…

話しながら,私はレギュラスくんを抱きかかえるようにした。

「プリム様がいなくなったらクウォーク家はどうするというのですか!!!」

「私がいなくてもイオがいるだろう」

私は家の長女だか,イオという弟がいる。

「しかし!イオ坊っちゃまは純血主義者を嫌い背く悪い子です!!」

「純血主義者でなくともスリザリン出身だ。能力も十分ある。家を継ぐことなど容易いだろう。」

私とイオは主義の違いから不仲ではあったが,お互いにその力を認めて合ってはいた。


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