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「どうして僕のために
こんなによくしてくれるんですか??」
疑問素朴な疑問だった。
「レギュラスくんは私の大切な親友だ。親友を助けるのは当然だろう?困ったときはお互いさまだ!」
にかっとプリムは笑った。破顔一笑とはこういうことを言うんだろう。
プリムは僕を助けたことを
"教科書を忘れたら隣の席の親友に,自分の教科書を見せてあげるのは当然だろ?"
とでも言うように言った。
しかし,僕を助けたことと,友達に教科書を見せることは,全く違う。違いすぎるのだ。
彼女は僕を助けるために,家もなにもかも捨ててきたという。
確かに友達に教科書を見せることは自分も教科書が見辛くなるというデメリットもある。
しかし僕を助けることはそれの比ではないリスクを背負うことになるのだ。
親友というだけでそこまでできるのか。僕はプリムを不思議な人だと思った。
プリム様は自分の想いを勘違いしてらっしゃるのでございます。
プリム様がレギュラス様へ感じてらっしゃる感情は決して友情なんかではないのです。
プリム様はレギュラス様を愛してらっしゃるのです。
自分のお気持ちにもお気づきにならないプリム様はなんと愚かで愛おしいのでしょうか。
ああいけない,ご主人様のことを愚かだなんて,ルプラはまた自分に自分でお仕置きをしなければいけませんね。
to be continued.
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