3
騎士団と死喰い人とが衝突の衝突があった。
シリウスと私がホグワーツを卒業して
騎士団に入ってまもない頃だった。
私は戦い慣れていない所為もあり,不注意で光線を諸に脚に喰らってしまい,負傷した。
出血の所為でクラクラと目眩がする。
……助けて
……レギュラス
…変なの。
レギュと別れたのはもうずっと前のことなのに,こういうときに思い出すのはどうしてレギュラスなんだろう。
朦朧とした意識の中でなんて考えていた。
「スピカ!」
と名前を呼ばれてびっくりした。レギュかと思った。
レギュなわけないのに。
木から落ちそうになったとしても
階段を踏み外しても
彼はもう私に
「大丈夫ですか?」
と手を差しのべてはくれない。
頭ではわかっているのに,
私の心は
体は
レギュラスを探してしまうみたいだった。
声の主は彼の兄のシリウスだった。シリウスの私の呼ぶ声は,レギュラスになんとなくよく似ていて,やっぱり兄弟だなぁなんて思った。
私を呼んだのは確かにシリウスだったのだけれど
消え行く意識の中でレギュラスを見たような気がした。
あれ?おかしいな?私レギュラスのこと想いすぎて幻覚まで見えるようになっちゃったのかな??
ここで
私の意識は
完全に
…途切れ…た。
to be continued.
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