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「レギュラス,私と一緒にダンスパーティ行ってくれない?」

本を読むのに熱中していた僕は言葉を理解するのが少し遅れた。
話しかけてきたのは名前もよく覚えてない女子。歳はたぶん一つ上,スピカと同い年だった気がする。
四年生以上はダンスパーティに参加できるんだっけ…

「ねぇ,レギュラス聞いてる?ダンスパーティ一緒に行ってくれない?…って聞いたんだけど。」

僕は少し考えて適当に答えた。

「…いいですよ。」
「やったね!」
「よかったねー。」
その子の後ろに付いていた何人かの女子は黄色い声を上げる。

どうでもいいが女子の集団で話しかけられるのは少し怖い。リンチでもされそうだ。
…OKしたのは運が良ければスピカのドレス姿が見られると思ったからだった。彼女が他の男と踊ってるなんて虫酸が走るけど,彼女のドレス姿にはかえられない,と思った。

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