「あ〜らら。竜の旦那ってば。墓穴掘っちゃって」 「我慢が出来なかった政宗様が悪い」 こっそりと、様子を伺いに来た小十郎と佐助に見られているなどとは思わない政宗と幸村。 事情後の2人のやり取りを見ていた2人はこそこそと話し合う。 「今日の夕餉は、別の部屋で取った方が良さそうね」 「そうだな」 夕餉の席でまで、主君2人に振り回されるのは御免だとばかりに、小十郎は佐助の提案をあっさりと承諾したのだった。 ←