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それは暑い夏の日のこと。
確かな青春を送っていたときのこと。
毎日、平等に刻まれていく時間。
毎日、変わらない安定した生活。
ただ、私にはそれが退屈だった。
何かが起きることを切望していた。
何かが変わってほしかった。
新しい日々、充実した人生を知りたかった。
普遍的な生活が、どんなに幸せなことかを知らず。
平等な時間が、どんなに素晴らしいことかを知らず。

あの頃の私はただ、無邪気に変化を願っていたのだ。

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