お題 | ナノ


2.あれ?わたし悪くないよね?

私がお茶を入れなかった事件から数分後。
半兵衛は今現在ちょっとだけ黒いオーラを放ちながら仕事を勧めている、もちろん私のせいなのだろうが。

「主も不幸よの……毛利と竹中に好まれるなんて」
「ん?なりちゃんと半兵衛に好まれる?……いや、むしろ嫌われてるでしょ」

どう考えても、好まれてるようには見えない。
第一になりちゃんが私をこき使ってることが、好きな人にすることとは思えない。
あと、半兵衛にあんな脅迫…もといお願いをされるとこも好きな人にすることではないと思う。
とは思いつつ二人を見ると、心なしか私と顔を合わせないようにしている気がする。あくまで気がするだけであって、本当かどうかなんて知らない。
でも、刑部は一人面白そうに笑っている。

「名前教室に我のノートが置いてある、取ってこい」
「……え?私今日こき使われすぎな気がする……」
「早くせぬか」

やっぱりこいつらは私に好意なんて持ってない。断言できる

「机の中に入ってるの?」
「そうぞ」
「はいはい、取ってきますよ元就様」

いってきます。と一言残して私は生徒会室を出る。
教室までそこまで遠くはない、だから楽なことは楽。
元就の教室に入るとそこにはなりちゃんの幼馴染、長曾我部元親ことちかちゃんがいた。野郎どもと共に

「やっほーちかちゃん、なりちゃんの机ってどれ?」
「おう、今日も捨て駒やってるのか?」
「違うってーで、どこ?」
「そこだぜ、毎日大変だな」

まぁね。と軽く返してそのまま、ちかちゃんと野郎どもにバイバイと挨拶をして生徒会室に戻る。
そこではなぜかなりちゃんと半兵衛が口論をしていて、二人して私の方を向く。

「大体、君が悪いんじゃないかな?ねぇ、名前君」

え、そうきちゃうんですか?

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やっと続きがかけました……(汗)
いや、すみません。やっぱり怖がってないような……

2013/05/08


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