最高で最悪な誕生日
※いつも通り山ひば
シリアスなのかよく分からんが最後は甘い。
ちなみにちょっと長めです、視点別分岐ページアリです。
4月24日それは僕が最悪と最高をいっぺんに味わった日。
この日の放課後、僕は迎えに来るであろう山本を待っていた。
机には彼へのプレゼントを置いて…。
クラスの人もだいぶいなくなった教室、山本は応接室へ向かおうと立ち上がった。
「ねぇ、山本君。」
「ん?」
最後まで残ってた女子が山本に話しかける
「ちょっといい?」
「(あんま雲雀待たせるとなぁ…でも少しだけならいいか)
んまぁいいけどー…何か用か?」
「あ、あのね、私…山本君のこと…
すきなの
」
頬を真っ赤に染め、女子は言う
「……わりっ、俺…」
「他に好きな人がいるの?」
「…うん。」
「そっか…。」
「だからその、ごめn」
「ひっく、ひっく」
山本が謝ろうとしたら泣きだす女子。
「うん、好きな人がいたらしょうがないよね・・・ひっく」
そう言いながらもまだ未練があるような声音。
山本は慰めるために近づいた…
―ニヤリ―
その女子は一瞬不敵な笑みをこぼしたのだった。
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