まぁ早いもので転校してから1カ月が経った。
委員会だから普通は業後だと思っていたらなんと毎日朝から晩まで応接室にこもりっぱなしだと言われた。
最初の1週間は素直に聞いてみたけどやっぱりせっかくできた友達と交流も中々深められず、相手するのは恭弥と草壁(たまに下っ端リーゼントも来たりするけど喋る前に帰ってしまう)しかいない。
わかってはいたけど2人とも全くと言ってもいいほど喋らない。
まぁ静かなのは好きだけど5時間以上も黙々と作業ってここは何、監獄か?ということを俺がぶつくさ文句を言ったら午前中はクラスで過ごしていいというお達しを受けた。


そして今日も今日とてツナ達とお昼ご飯。この時間が今のところ一番の幸せだ。

「十代目!こちらへお座りください。」
「ご、獄寺君!毎回そんなことしなくて良いから!」
「もうすっかり慣れた光景だなぁ。」
「じゃあ俺が座るのな〜。」
「あ、てめぇ野球バカ!ざけんな!」

獄寺が席取りをしてツナを呼ぶ、ツナは拒否する、山本が座る、獄寺怒る山本に掴みかかるツナ止める。
がこのお昼のいつもの流れなのだが毎日毎日同じことをしているのに飽きないから不思議だ…。
というかこいつらは毎日寸分違わぬことをやっている事に気付いているんだろうか…気付いてなさそう。
毎日一瞬を一生懸命な気がするもんな。なんか。いいなぁ。あ、俺今最高にジジ臭い。

「昼休みなくなるからさっさと食べよーぜツナ。」
「…うん。」
「てめぇ!新参者のくせして十代目のお隣でご飯食べてんじゃねぇ!」
「獄寺の言葉遣い古臭いー。」
「っな!」

「はっはっはー。じゃあ俺ここな。」
「あ、てめぇも勝手に隣っ…」


「いただきまー、」
「やっと茶番はおしまいか?」


チャキ
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