その他 | ナノ

(3/6)


私とロー先生は今日もキスをする。
先生の膝に私が跨がることもあるし、今みたいにベッドに押し倒されるときもある。

熱い唇と唾液に侵されていたと思いきや、ふと唇が離れる。
けれど、遠くには行かない。
先生が喋れば吐息が口内に吹き抜けるし、口端が掠める。そのくらいの距離で先生は言った。


「ごめん」


何が、と問う。


「今日はちょっと、やめられそうにない」


激しくなりそうだ。と、そう言う。


「ごめんなさい」


私が言うと先生の眉がぴくりと歪んだ。
なぜ。と問うてくる。


「それでも構わないと思いました」


先生の唇が動いた。

笑ったのだった。





(血が出るくらい)

prev / next

[ list haco top]

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -