「バーン、おはよう」


ガゼルはそう言って、俺に声をかけた。
今日は…あいつらまだ来ていないな。


「ガゼル、おは「「バーン様ぁぁあああ!!」」…はぁ…来た…」

「またか…」


ヒートとネッパーが、にこにこしながら
こっちに走って来た…


「バーン様、おはようございます」

「バーン様、今日も可愛いですね!」


「今なんか変な単語が出たような気がする」

「今すぐこいつら抹殺した方が良さそうだな」

「ば、馬鹿、そんなことしなくていいって!可哀想だろ!?」
「バーン様…」  きゅん

ガ「ちっ…」


危ねぇ…
ガゼルってたまに怖ぇよな…


「そういや、お前らなんでここにいるんだ?今日は練習休みだぞ」
「だから、今私とバーンとで遊びに出かけようとしてたのに」


隣にいるガゼルから小さく、それを邪魔しやがって…という声が聞こえたが、俺は聞こえなかったフリをした。


「じゃあ、僕たちも一緒に「駄目だ」」

「ガゼル様、どうして駄目なんですか!?」
「それはねネッパー、」




「私が嫌だからだ。」



ガゼル以外「………え、」



「聞こえなかったかい?…私が嫌だからだ。それ以外に理由はない」


ガゼル…そんな風に思っててくれたのか!


「君たち分かったかい?じゃあバーン、さっさと行こう」
「おうっ!」


「ま、待って下さ「「バーン様ぁぁぁあああ!」」…?」



「(どうして君の所のメンバー達は、いつもこう邪魔してくるのかな)」  ひそひそ
「(俺が知るか!なんか知らねーけど皆寄ってくるんだよっ!)」  ひそひそ
「(こいつ、自分の可愛さを分かってないな…)」


お、俺が何したって言うんだよ…
何もしてねぇよ…!


プロミネンス女子
「バーン様、私達を置いてどこに行くんですかっ!?」
「まさか、ガゼル様と2人っきりで…?」
「そんなはずないわっ!」きゃーっ わーわー


「……そのまさかだよ」


え?ガゼル今なんか言った?
そのせいか皆が静かになった。


「私とバーンは、これから2人で遊び行くのさ」
「なら僕達もっ…!」

「ほら、バーン、逃げるよ」

「え、あ、おう」


結局遊びには行けなかったけど皆から逃げまわっている途中、ガゼルと手を繋いでいる俺の手が、なんかいつもより熱かった気がした。



おわり


バーンが受けてない気が…
ごめんなさいっ!